風営紳士録2.0

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反社会的勢力と「夜の街」風俗営業との関係

旧統一教会と山際大臣

 

皆さん、こんにちは!

東京都新宿区の風俗営業専門やたべ行政書士事務所です。

秋も深まり夜寒を覚える季節となりました。

風俗営業に携わる事業者の皆さま、変わりなくお過ごしでしょうか。

安倍元総理の国葬が過ぎても旧統一教会を巡る世論の高まりは衰えません。

ロシアによるウクライナ侵略も衝撃的でしたが、今年最も注目を集めた出来事は安倍元総理の暗殺事件となりそうです。

テロ行為を美化するようなことはあってはなりませんが、山上徹也容疑者の放った凶弾は間違いなく日本社会を動かしました。

安倍元総理の暗殺という衝撃的な事件がなければ、旧統一教会への糾弾もここまでには至らなかったはずです。

与党・自民党政治家との関係が注目を集めている中、国政選挙がしばらくないことからスルーして世論の沈静化を待つのが当初の政府方針でした。

ところが、最近の内閣支持率急落に危機感を募らせ、岸田総理も政府見解の朝令暮改すら辞さなくなりました。

岸田総理があえて続投任命された山際大臣に関しては、自身の信仰まで問い質される場面がありました。

教団代表者との写真まで撮影しておきながら「記憶にございません」を連発していたため、こうした質問まで向けられてしまいました。

 

 

関係断絶できない理由

 

山際大臣は宗教的信仰心など微塵もなく、票田としての旧統一教会との関係強化を狙っただけだと思っていますが、それにしてもなぜここまでシラばっくれるのでしょうか。

ここまで社会問題になった以上、もう選挙対策としての世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の利用価値は完全に無くなりました。

それどころか、付き合っていることを知られただけで票が逃げる存在という意味では、通常の反社会的勢力以上に政治家生命を脅かす存在とも言えるでしょう。

にもかかわらず、なぜ旧統一教会との関係を一切断絶しようとしないのでしょうか。

それは報復を恐れているからでしょう。

反社会的勢力との関係を断ちづらい構造が現職大臣にまで現れているのが日本の現状だと思っています。

ひとたび恨みを買ってしまうと、何年経っても決して赦さない類の人々がいるのもこの世の現実です。

強力な票田となる影響力をもつ団体は、振り子が反対にふれると、強力なアンチとなります。

サタン認定され、圧倒的な落選運動を展開される可能性もあるのです。

何より、自分ら(旧統一教会側)との関係の濃さを示す証拠を選挙前に投下されてしまえばそれで全てが終わります。

政治家個人の美学や信念も大切ですが、ダメージが深刻化すれば、来年の統一地方選挙での自民党大敗の引き金となり得ます。

こうして勇気を振り絞って声をあげている民間人がいることを踏まえて、山際大臣にも勇気ある進退決断を願います。

 

 

池袋界隈での入管業務

 

反社会的勢力として耳目を集めたニュースに半グレ組織・チャイニーズドラゴンによる集団乱闘事件が先日報道されていました。

港区や渋谷と違って、「池袋」なる響きを聞くと少し牧歌的なニュアンスを感じ取る東京人は少なくないと思います。

一方で、「池袋」と聞いただけで直ぐにピーンとくる人々もいます。

都内で活動する申請取次行政書士です。

外国人の在留資格を手掛ける入管業務を扱う申請取次行政書士にとって「池袋」なる地は独特のエリアと言えます。

近年話題のガチ中華として有名な池袋北口周辺では、中国国籍の在留外国人が多く就労しています。

なかでも属性評価が高くなく、不許可になりやすい外国人も少なくありません。

長く入管を行っていくには、こうした属性評価を責任をもって行えるだけの専門性と倫理観が必要になります。

風俗営業専門のやたべ行政書士事務所ですが、かつては池袋を擁する豊島支部でも活動し、東京都行政書士会で国際部長も務めさせて頂きました。

池袋での集団暴力沙汰と聞いて真っ先に思いつくのは、やはりチャイニーズドラゴンでした。

先に述べた反社会的勢力との関係断絶の難しさが、こうした半グレ団体でも深く根付いています。

これはある意味、当然といえば当然で、口外できない情報でシノギを行っている団体をバイトやサークルのノリで辞めまーすとはいきませんよね。

 

 

怒羅権とナイトクラブ

 

近年、チャイニーズドラゴン出身者による出版やYouTube発信なども増えたため、その人間的な部分も知られるようになりました。

ただ、風俗営業専門行政書士として、もっともその存在を感じたのは実店舗としてのナイトクラブの完成度からでした。

かつて六本木に存在したVanilla、20年以上続く渋谷ATOM TOKYOなどを手掛けたのが怒羅権(ドラゴン)出身の実業家として有名です。

もちろん、現在の経営は持ち株会社傘下の企業によってなされており、ナイトクラブ経営もコンプライアンス順守で行われているかと思います。

渋谷ATOM TOKYOに訪れればわかりますが、ここは外国人、特に中国人に非常に人気があります。

今回の池袋で問題を起こしたチャイニーズドラゴンと当時の怒羅権(ドラゴン)では異なる点も多いでしょうが、時代の潮流を読み、マネタイズさせることに長けている点では秀でた組織なのかも知れません。

選挙の洗礼を受ける政治家と異なり、経営者や個人などであれば反社会的勢力との接点が疑われても営業不許可や取引停止、SNSアカウント停止などされなければ問題は少ないようにも思えます。

ただ、やはり反社会的勢力との関係は断絶すべきです。

本ブログがそうであるように、闇歴史というのはいつまで経ってもこうして語られてしまいます。

反社出身者が更生し、社会貢献活動などへの取り組みを発信することを目にすることがありますが、結局は過去の武勇伝をコンテンツにせざる得ないものです。

風俗営業はじめ飲食・娯楽・サービス業に携わる事業者の方で反社会的勢力との関係断絶で悩んでいる場合、是非、行政書士会をご利用ください。

東京都行政書士会では、暴力団・反社会的勢力排除に向けて、警察と共同の上で定期的に研修を行い、反社団体の現状と対策を研究しています。

危機管理をしっかりと行い、水際対策の緩和された年末に向け、盤石な経営基盤を構築してください。

やたべ行政書士事務所は風俗営業に携わる皆さんをいつでも応援しています!

それでは、また!

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