反社会的勢力と「夜の街」風俗営業との関係
旧統一教会と山際大臣
皆さん、こんにちは!
東京都新宿区の風俗営業専門やたべ行政書士事務所です。
秋も深まり夜寒を覚える季節となりました。
風俗営業に携わる事業者の皆さま、変わりなくお過ごしでしょうか。
安倍元総理の国葬が過ぎても旧統一教会を巡る世論の高まりは衰えません。
ロシアによるウクライナ侵略も衝撃的でしたが、今年最も注目を集めた出来事は安倍元総理の暗殺事件となりそうです。
テロ行為を美化するようなことはあってはなりませんが、山上徹也容疑者の放った凶弾は間違いなく日本社会を動かしました。
【話題の記事】
現金や食料…大量の差し入れ 山上容疑者支持の動きに専門家警鐘https://t.co/gBOqI69uSt「(山上容疑者を)革命のリーダーのように位置づけ追随する人が現れるかもしれず、危機感を持つべきだ」
— 産経ニュース (@Sankei_news) October 15, 2022
安倍元総理の暗殺という衝撃的な事件がなければ、旧統一教会への糾弾もここまでには至らなかったはずです。
西村智奈美 代表代行
1⃣旧統一教会の悪質な献金強要等による本人やご家族の悲惨な実態が次々と明らかになっています。我々は元信者、信者の2世など、有識者の皆さんからのヒアリングを重ね、議員立法として、マインドコントロール下に置かれた人に、高額な献金等を求める行為について規制し、 pic.twitter.com/lUb7w8UHoj— 立憲民主党 国会情報+災害対策 (@cdp_kokkai) October 5, 2022
■本日の予算委
岸田総理に、宗教法人法の解散命令に民法は使えないという答弁を撤回させました。
昨日に答弁した法解釈を翌日に全面撤回するのは戦後初の事件です。
実は、民法の不法行為や使用者責任が使えないという主張は、過去の国会答弁等にも反する旧統一教会を守るための違法な解釈でした。 pic.twitter.com/3gjogOmkeh
— 小西ひろゆき (参議院議員) (@konishihiroyuki) October 19, 2022
与党・自民党政治家との関係が注目を集めている中、国政選挙がしばらくないことからスルーして世論の沈静化を待つのが当初の政府方針でした。
ところが、最近の内閣支持率急落に危機感を募らせ、岸田総理も政府見解の朝令暮改すら辞さなくなりました。
岸田総理があえて続投任命された山際大臣に関しては、自身の信仰まで問い質される場面がありました。
教団代表者との写真まで撮影しておきながら「記憶にございません」を連発していたため、こうした質問まで向けられてしまいました。
打越さく良「山際大臣は『秘書に信者がいるか』は否定したが、大臣御自身は如何なのか」
ざわざわ…
山際大臣「信教の自由を…公の場で公人と言えども、そういう事を聞くべきかどうかはわかりませんが…お尋ねでございますので、私は信者ではありません」
聞く奴もヤバイが
誰も止めないのが恐怖🥶 pic.twitter.com/NrNTbX0JI9— ピーチ太郎3rd (@PeachTjapan3) October 19, 2022
整理、2019年10月の名古屋での統一教会系UPFサミット。韓鶴子総裁ら教団幹部と写真に納まるのは島村大、北村経夫、江島潔、山際大志郎、工藤彰三、神田憲次、東郷哲也(故人)#韓鶴子 #山際大志郎 #工藤彰三 #江島潔 #北村経夫 #島村大 #統一教会 #梶栗正義 #徳野英治 #神田憲次 #東郷哲也 pic.twitter.com/1zj1Ze4noO
— 鈴木エイト ジャーナリスト/作家『自民党の統一教会汚染 追跡3000日』(小学館) (@cult_and_fraud) October 19, 2022
関係断絶できない理由
山際大臣は宗教的信仰心など微塵もなく、票田としての旧統一教会との関係強化を狙っただけだと思っていますが、それにしてもなぜここまでシラばっくれるのでしょうか。
ここまで社会問題になった以上、もう選挙対策としての世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の利用価値は完全に無くなりました。
それどころか、付き合っていることを知られただけで票が逃げる存在という意味では、通常の反社会的勢力以上に政治家生命を脅かす存在とも言えるでしょう。
にもかかわらず、なぜ旧統一教会との関係を一切断絶しようとしないのでしょうか。
それは報復を恐れているからでしょう。
反社会的勢力との関係を断ちづらい構造が現職大臣にまで現れているのが日本の現状だと思っています。
ひとたび恨みを買ってしまうと、何年経っても決して赦さない類の人々がいるのもこの世の現実です。
「悪魔の詩」の英作家、ラシュディ氏襲われる 米ニューヨーク州でhttps://t.co/GJ0WCYsSju
「悪魔の詩」はイスラム教の預言者ムハンマドを描いた小説で、1988年の出版後、イスラム世界の強い反発を呼びました。
— 毎日新聞 (@mainichi) August 12, 2022
強力な票田となる影響力をもつ団体は、振り子が反対にふれると、強力なアンチとなります。
サタン認定され、圧倒的な落選運動を展開される可能性もあるのです。
何より、自分ら(旧統一教会側)との関係の濃さを示す証拠を選挙前に投下されてしまえばそれで全てが終わります。
政治家個人の美学や信念も大切ですが、ダメージが深刻化すれば、来年の統一地方選挙での自民党大敗の引き金となり得ます。
こうして勇気を振り絞って声をあげている民間人がいることを踏まえて、山際大臣にも勇気ある進退決断を願います。
小川さゆりさん(仮名)の会見を見て、
統一教会元幹部 ハッサン氏
「声を出してくれてありがとう。勇気を出してくれてありがとう」#ミヤネ屋 pic.twitter.com/NuJlpcebn7— がもうのかけ小 (@AfYjpB3h5Hp0n6g) October 12, 2022
本日から【統一教会の宗教法人解散】を求める署名活動がスタートしました。
みなさんの署名で救われる被害者が大勢います。
どうか力を貸して下さい。呼びかけ人:小川さゆり
キャンペーン · 統一教会の宗教法人解散(法人格取消)を求めます · https://t.co/z8tNQZ8KhF https://t.co/82mvrIPJPV— 小川さゆり(仮)統一教会解散署名活動中📝元統一教会教会長の娘 (@mpjgmmd) October 17, 2022
池袋界隈での入管業務
反社会的勢力として耳目を集めたニュースに半グレ組織・チャイニーズドラゴンによる集団乱闘事件が先日報道されていました。
【捜査関係者取材】池袋「サンシャイン60」での乱闘騒ぎ「チャイニーズドラゴン」が出社祝いかhttps://t.co/52TFQ7lWTP
100人の団体客は準暴力団「チャイニーズドラゴン」のメンバーらで、仲間の出所祝いのためにレストランに訪れていたことが、判明したという。 pic.twitter.com/0KN5Uz3BDA
— ライブドアニュース (@livedoornews) October 16, 2022
港区や渋谷と違って、「池袋」なる響きを聞くと少し牧歌的なニュアンスを感じ取る東京人は少なくないと思います。
一方で、「池袋」と聞いただけで直ぐにピーンとくる人々もいます。
都内で活動する申請取次行政書士です。
外国人の在留資格を手掛ける入管業務を扱う申請取次行政書士にとって「池袋」なる地は独特のエリアと言えます。
近年話題のガチ中華として有名な池袋北口周辺では、中国国籍の在留外国人が多く就労しています。
なかでも属性評価が高くなく、不許可になりやすい外国人も少なくありません。
長く入管を行っていくには、こうした属性評価を責任をもって行えるだけの専門性と倫理観が必要になります。
風俗営業専門のやたべ行政書士事務所ですが、かつては池袋を擁する豊島支部でも活動し、東京都行政書士会で国際部長も務めさせて頂きました。
池袋での集団暴力沙汰と聞いて真っ先に思いつくのは、やはりチャイニーズドラゴンでした。
池袋「サンシャイン60」乱闘
チャイニーズドラゴン100人宴会で
他グループ襲撃 “出所祝い”狙ったか https://t.co/sWE8Me3yxTチャイニーズドラゴンなど「準暴力団」
規制対象外で取り締まり困難https://t.co/jNI0sROW5Nしょっちゅう事件起こしてるのに
規制対象外?今すぐ新法作れよ、政府! pic.twitter.com/ZNbE3vn63A— 丘田 英徳 (@okada_2019) October 17, 2022
先に述べた反社会的勢力との関係断絶の難しさが、こうした半グレ団体でも深く根付いています。
これはある意味、当然といえば当然で、口外できない情報でシノギを行っている団体をバイトやサークルのノリで辞めまーすとはいきませんよね。
汪楠氏
「怒羅権(チャイニーズドラゴン)はよく根性があると言われますが、違うのです。根性がないから、怖いから、暴力をふるうのです。とことん恐怖心を植え付け、復讐しようなどと決して思わないようにしなければ、こちらが殺されます」中国人の本質を象徴する言葉…
日本人、恐怖心を捨てよ!— 渡海 千明 (@ChiakiTokai) October 17, 2022
怒羅権とナイトクラブ
近年、チャイニーズドラゴン出身者による出版やYouTube発信なども増えたため、その人間的な部分も知られるようになりました。
ただ、風俗営業専門行政書士として、もっともその存在を感じたのは実店舗としてのナイトクラブの完成度からでした。
かつて六本木に存在したVanilla、20年以上続く渋谷ATOM TOKYOなどを手掛けたのが怒羅権(ドラゴン)出身の実業家として有名です。
もちろん、現在の経営は持ち株会社傘下の企業によってなされており、ナイトクラブ経営もコンプライアンス順守で行われているかと思います。
渋谷ATOM TOKYOに訪れればわかりますが、ここは外国人、特に中国人に非常に人気があります。
今回の池袋で問題を起こしたチャイニーズドラゴンと当時の怒羅権(ドラゴン)では異なる点も多いでしょうが、時代の潮流を読み、マネタイズさせることに長けている点では秀でた組織なのかも知れません。
選挙の洗礼を受ける政治家と異なり、経営者や個人などであれば反社会的勢力との接点が疑われても営業不許可や取引停止、SNSアカウント停止などされなければ問題は少ないようにも思えます。
ただ、やはり反社会的勢力との関係は断絶すべきです。
本ブログがそうであるように、闇歴史というのはいつまで経ってもこうして語られてしまいます。
反社出身者が更生し、社会貢献活動などへの取り組みを発信することを目にすることがありますが、結局は過去の武勇伝をコンテンツにせざる得ないものです。
風俗営業はじめ飲食・娯楽・サービス業に携わる事業者の方で反社会的勢力との関係断絶で悩んでいる場合、是非、行政書士会をご利用ください。
東京都行政書士会では、暴力団・反社会的勢力排除に向けて、警察と共同の上で定期的に研修を行い、反社団体の現状と対策を研究しています。
危機管理をしっかりと行い、水際対策の緩和された年末に向け、盤石な経営基盤を構築してください。
やたべ行政書士事務所は風俗営業に携わる皆さんをいつでも応援しています!
それでは、また!
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