風営紳士録2.0

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半グレぼったくりバーの災いを福とする許可

半グレ集団の摘発

 

こんにちは

東京都新宿区の風俗営業専門
やたべ行政書士事務所です

大阪・ミナミを中心に活動していた半グレ集団が
経営するバーが無許可営業で摘発されました

20店舗にも及び大規模に経営していた店舗では
ぼったくり被害相談が多数寄せられるだけでなく
利用客に対する暴行・監禁などもあった模様です

半グレ集団として検挙された数は50名を超え
暴力団への上納金も納めていたとのことです

これだけ凶悪犯罪の疑いがあっても
無許可営業の摘発も行うのかと
ちょっと不自然に思いませんか?

 

六本木フラワー事件

 

このようなニュースを目の当たりにすると
真っ先に思い浮かべるのが
「関東連合」を中心とした暴走族同士の抗争です

風営法改正前夜に
「関東連合」らによる抗争が激化し
クラブを中心にした風営産業イメージ悪化に
大きく影を落としました

当時、クラブ営業に対する規制が厳しくなる中
風営法改正に向けた草の根Let’s Dance運動が
実を結びつつある中で発生した事件が
半グレ集団によるクラブでの殺人事件でした

 

 

警察の論理

 

社会的な影響の大きい事件が発生すると
行政のよる取り締まりも厳しくなります

今回の大阪の事件でも
凶器準備集合や暴行の疑いで逮捕されていますが
同時に無許可営業として摘発も受けています

「ぼったくり」「凶器準備」「暴行」
刑法犯であり、司法警察による取締対象です

一方、「無許可営業」などは
行政警察による取締対象となります

どう考えても質的に刑法犯としての
違法行為の方が重大であると思えますが
こうして必ず行政取締も同時に行われます

 

なぜでしょうか?

 

摘発しやすいからです(私見です)

 

別件逮捕とは敢えて言いませんが
「無許可営業」かどうかは直ぐに分かります

「営業許可証」の有無を問うものであり
「時間外営業」など事実認定も客観的です

推定無罪が働き立証責任が厳格な刑法犯より
まずは行政法違反として摘発する方が
警察活動として確実なのです

もちろん憲法で保障された刑事手続きからは
望ましくないことかも知れませんが
実際はこのような取締りは良くあります

 

ちなみに、我々、行政書士の場合であっても
偽装結婚に加担するなど入管法違反の疑いが
もたれた場合、最初に摘発されるのは
登記手続きに関する司法書士法違反などです

 

客観的に立証が容易な違反行為で摘発する

これは警察活動の大原則と言えると思います

 

 

災いを防ぐ営業許可証

 

話を風俗営業に戻します

よく「職業に貴賎なし」などと言われますが
現実社会では違います

 

風俗営業(性風俗だけではない)では
銀行の融資はまともには受けられません

民間の融資だけでなく
税金の補助金なども
風俗営業は認められないことが殆どです

 

ただ、電通での社員自殺事件が象徴するよう
一流企業でも「ブラック企業」があるように
風俗営業でも「ホワイト企業」はあります

お客様に価値を認められるサービスを提供し
従業員・取引先・地域などの関係者と
良い関係を構築する風俗営業事業者です

 

では、良い関係を築く一歩目はなんでしょう

 

それが「営業許可取得」だと思います

 

何か事件が起こった際
それが重大犯罪であればあるほど
まずは「営業許可取得有無」などの
行政法違反が徹底的にチェックされます

摘発しやすいところから固めるためです

事件といっても
事業者ご自身や従業員だけに限りません

お客さんとして訪れていた人が
凶悪犯罪に関係している場合でも
出入りしていた店舗の行政取締りを
行うケースが少なくありません

お客さん同士の間で
薬物売買が行われていた
売春行為が行われていた
暴行傷害が行われていた

このようなケースで取締りが行われた
風俗営業店舗が少なくありません

 

それまでずっと黙認していた
違法エステ店が突然摘発されたケースでは
薬物売買が絡んでいました

薬物売買を行っていたキャスト(嬢)の
携帯に登録されていた番号などは
警察は全て調べ上げます

 

どんなところから思わぬとばっちりで
取締りを受けるか分かりません

 

風俗営業事業者として取り組む以上
買掛金・給与支払い同様に大切なことが
店舗の風俗営業許可の取得です

ほんの一部の者の行為で
業界全体の評価を下げ
そこで働く人々の社会的信用も傷つけます

事業者であれば取締りを受けた時に
必ず営業許可証の提示を求められます

職務質問で身分証提示
交通検問で免許証提示
これとまったく同じです

営業許可証が必要とは思っていなかった」
これは一切通用しません

思わぬことから災いとならないよう
しっかりと「営業許可」を取って
正々堂々と商売を行ってください

災い転じて福となす

2019年を実り多き一年とするためにも
まずはしっかりと基礎固めを行ってください

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