アウトローに学ぶ嫌われる勇気と「夜の街」
SNS時代の民主主義
皆さん、こんにちは!
東京都新宿区の風俗営業専門やたべ行政書士事務所です。
緊急事態宣言明けの桜満開の季節、聖火ランナーもスタートしました!
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🏃♀️#福島県 1日目 #聖火リレー グランドスタートハイライト🏃♂️
\東京2020聖火リレー公式アンバサダーの皆さんが聖火を点火し、ついに聖火リレーがスタートしました❗️✨#野村忠宏(@nomura60kg)#田口亜希 #石原さとみ #サンドウィッチマン#みんなの聖火リレー #聖火ランナー #Tokyo2020 pic.twitter.com/HIB4KkYk1p
— 東京2020聖火リレー【公式】 (@tokyo2020seika) March 25, 2021
皆さん、テレパってますかっーー!!!
・・・スミマセン、春の陽気にテンションが上がってしまい、夜間経済振興とクリエイティブな文化創造を発信する意識高い系専門家らしからぬ流行ワードを発してしまいました←
春の訪れのせいか、私だけでなく、「夜の街」歌舞伎町でも元気いっぱいな皆さんがたくさんです。
【KABUKI NEWS】
19時30分頃、歌舞伎町でヤクザ同士の乱闘事件発生
ヤクザが叫んでおり
武器みたいなのもが落ちていたと現地情報
警察が出動するもヤクザと衝突
機動隊まで出る始末となった pic.twitter.com/yNR56VrsuI— KABUKI TV (@tv_kabuki) March 24, 2021
「火事と喧嘩は江戸の華」と言われますが、「夜の街」繁華街で商売を行う以上こうしたトラブルとはどうしても切っても切れない腐れ縁となります。
かつては法令や警察などの国家権力がトラブル抑制の中心でしたが、現代では暴力行為や犯罪の拡大を未然に防ぐテクノロジーが日常に浸透しています。
それはTwitter・YouTube・FacebookといったSNSです。
犯罪だけでなく、学校・職場などでのイジメ、職場でのコンプライアンス違反行為など、かつては声をあげたくてもあげれなかった一般市民がSNSで発信することで情報拡散され、トラブル発生の抑止効果にもなっている訳です。
石原都政時代の目玉政策として歌舞伎町浄化作戦が展開されたとき、街中に監視カメラが設置されたことで犯罪予防につながりました。
誰もがスマホひとつで動画を拡散できる現代では、被害者だけでなく、街行く人すべてが監視カメラの役割を担って治安維持につながっているとも言えるでしょう。
テクノロジーイノベーションの面白いところで、こうしたSNS浸透による情報の民主化は、一般市民だけでなく、アウトロー側の人々にも情報発信の手段を与えました。
かつてアウトローで鳴らした人々が続々とYouTubeなどに参戦し、アウトロー界隈では話題となっています。
私も含めて、「夜の街」専門家の中には耳年増なニワカなアウトロー評論家もたくさんいます。
2ちゃんをソースに聞きかじりの知識で昔の歌舞伎町青龍刀事件を引き合いに現代の半グレ不良をdisれたのは今やもう昔。
2ちゃんにしか存在しないと思っていた本人がライブ配信に降臨して1万人近い視聴者数を集めているのが令和の時代です。
西、久しぶりに逢ったら
やっぱ最高な男だった又、飯いこうな#s#54年#都内#最強#友達#旧友#瓜田純士#西山友紀#YouTube#YouTuber#YouTubeライブ#生配信#ドンキー西山#笑 pic.twitter.com/q1Lrn2to27
— 瓜田純士&麗子 (@Junshiurita) March 24, 2021
この間は
木村泰一郎と瓜田純士の
YouTube生ライブ配信
沢山の人が集まって下さり有難う御座いました頂いた収益は
物資や現金にして泰一君に全て渡してます又ゲリラで配信するので
是非瓜田夫婦チャンネルを登録し、通知が行くようにしておいて下さいませ👍#瓜田純士#瓜田夫婦#YouTube#有難う pic.twitter.com/gov1UBGIlo— 瓜田純士&麗子 (@Junshiurita) March 17, 2021
もちろん、あくまで「元」アウトローであって現在は更生されて真っ当な社会人として生きているというのが大前提でしょう。
実体験に基づいたストリートの伝説はニワカアウトロー評論家には絶対に真似のできないエキサイティングなコンテンツとしての魅力があります。
SNSによるテクノロジーイノベーションは、こうしたカウンターカルチャーにおいても情報の民主化を起こしたと言えるでしょう。
先日来、本ブログでご紹介している時短命令を巡るグローバルダイニングの東京都提訴もFacebookを通じた長谷川耕造さんの情報発信が無ければ行政処分を甘受するだけに終わっていたかも知れません。
SNSによってインターネットの大海原に投瓶通信することで、共感・支持するものが現れ、やがて大きな波となるのがSNS時代の民主主義であり、表現の自由です。
【コロナ禍の“このクソ素晴らしき世界”を訴訟で問う~コロナ違憲訴訟三つの意義 @論座 】
タイトルに入魂。
まだまだ捨てたもんじゃないなと思った本訴訟と支援の声。始まったばかりですが、この訴訟の3つの意義と、自由の「痛覚」について書きました。
ご一読を!https://t.co/GaXbwcgXlt— 倉持麟太郎RintaroKuramochi (@kurarin0116) March 25, 2021
表現の自由を阻むもの
国家権力や大手マスコミが一方的に情報統制していた時代と違って、テクノロジーによって情報が民主化されたことで我々の表現の自由は十分に保障されるようになったのでしょうか。
かつてベトナム反戦やタバコ・自動車事故への問題提議から世論が変わった時代にマスコミを立法・行政・司法に次ぐ「第4の権力」と評された時代がありました。
更にそこからGoogleの元CEOであるエリック・シュミットは著書の中でSNSこそが「第5の権力」であると評していました。『第五の権力 – Googleには見えている未来』
ここで注意しなければならないのは、「第4の権力」「第5の権力」と呼ぶとき、伝統的な三権よりも具体的な指向性をもった主体が存在するという点です。
「第4の権力」であるマスコミでは、報道機関各社です。
「第5の権力」であるSNSでは、SNSを運営するテック企業です。
とりわけ、SNS全盛の現代においては「第5の権力」であるテック企業は絶大なるパワーを握りつつあります。
テック企業の絶大なるパワーを裏打ちするものとして、ネットワーク効果(ネットワーク外部性)というものがあります。
ネットワーク効果とは、製品やサービスの価値が利用者数に依存していることを表す経済効果です。
利用者・参加者が多くなればなるほど、その経済効果は指数関数的に高まり、ネットワークをプラットフォームとして提供しているテック企業のパワーも高まることになります。
今年のはじめにトランプ前大統領のツイッターアカウントが凍結されたのは有名ですが、圧倒的なネットワーク外部性を有するテック企業のプラットフォームからはじき出されてしまうとダメージとしては計り知れません。
これは、トランプ前大統領のようなセレブリティに限らず、SNSを通じた集客を行っている事業者や日常的に情報を受発信している一般市民にとっても同様です。
論客にとっての権力者
より一般的で身近な例としてヤフーニュースに関わる規制がSNSで話題となっていました。
ヤフーニュース個人に書いて小銭を稼いでいる筆者たちは、自分が同じめにあうことを恐れてこの全削除という横暴についてまともに発言できないと思うよ。だからプラットフォーマーの利害関係者になったらダメなんだ、GAFAの小作人になってはいけないっていつも言ってるだろう。https://t.co/4yN7rdKilT
— 渡邉正裕 (@masa_mynews) March 24, 2021
ヤフーニュース個人の執筆者(オーサー)にはダイレクトに記事を公開できるCMSの権限が与えられるので、記事を公開するところまではYahoo! JAPANの意志とは無関係にできるんですよ。
問題は、その後です。 https://t.co/AaWy2C8rrL
— 山本一郎(Ichiro Yamamoto) (@Ichiro_leadoff) March 25, 2021
ちなみに
「当社とオーサー間の契約で定めた指定カテゴリ以外の記事や当社が認めた専門性に基づかない記事の配信を禁止」これは開始当初にはなく、最近急に厳しくなって、古参の書き手は困惑しています。私のような記者は、専門外を取材してなんぼなんだけどなhttps://t.co/Q98X9flu5f— 岡田有花/Web記者 (@yukatan) March 26, 2021
内情の詳細は知りませんが、私が日頃参考にさせて頂いている識者の多くも、本件に対しては沈黙か、ストレートに批判している方は圧倒的に少ないように感じました。
中国政府の情報操作や海外テック企業の情報漏洩に対しては舌鋒鋭くやっていた識者も、こと自分のメシ種に関わるプラットフォームには切れ味が鈍るものですね。
ここで私が感じた「第5の権力」SNSの恐ろしいところは、発信者の心理や人間の業までもが行間から漏れ出して伝わってしまうところです。
普段はストレートに物申す論客が、歯にモノが挟まったように言い訳がましくプラットフォーム企業の擁護を展開しているのを目にしました。
不思議なことに、そうなってくるとこれまでの各種政府機関・企業への批判さえも自分の商売相手として本当は仕事を貰いたいのに相手にされなかった、選んで貰えなかった相手に対する私怨だったのかなとまで思えてしまいます。
でも、考えてみればこれはある意味当然の対応で、ヤフーニュースで紹介される広告価値を考えれば専門家・評論家としては政府や大企業やなんかよりも遥かに嫌われたくない圧倒的権力者です。
他人の発信内容を恥ずかしげもなくパクリながら、「今回も個人アクセスランキング1位ありがとうございます!」と権力者(と閲覧読者)への忠誠心を示す厚顔無恥な潔さこそが、その人物なりの嫌われる勇気だったのかと感じ入った次第です。
人は受けた恩は返したいと思うでしょうし、受けた侮辱や非礼も絶対に忘れないものです。
本人の意思とは無関係に、その人にとって守らなければならない大切なものが何かを伝えているのが「第5の権力」SNSの特性なのかも知れません。
嫌われる勇気と夜の街
緊急事態宣が解除されましたが、東京都の時短要請は午後9時までと事実上の延長となっています。
風俗営業はじめ飲食・娯楽サービス業に携わる皆さんは営業時間はじめ難しい決断を迫られる場面が続くと思います。
リスク・リターンをしっかりと考えたうえで、どのような判断をするべきか、事業者の皆さんの器量が問われる局面だとも言えます。
自粛警察はじめ、「夜の街」の実店舗運営に対してはネット上の批判がなされることもあると思います。
その時に大切なことはなんでしょうか。
それは嫌われる勇気を持つということだと思います。
商売をされている事業者の皆さんに釈迦に説法だと思いますが、中小・小規模事業では万人に好かれる必要はありません。
自らの製品・サービスに価値を見出してくれる方々に顧客価値を提供しているかだけを日々考えて実践してはどうでしょうか。
コロナウイルスの科学的解明が完全になされていない現状、絶対に正しい選択というのは存在しません。
同時に、絶対に間違っている選択というもの存在しないと思います。
最低限の法令は順守するとして、あとは嫌われる勇気をもって全力で取り組んで行くしかないと私は考えています。
何をやっても批判はつきものですし、ことコロナ禍での飲食関係は加害者・被害者といいようにその時々の世論のダシに使われます。
そうした時流に振り回されず、自分が本当に守らなければならないもの、大切にしたいもののため、嫌われる勇気を持とうではありませんか。
実は、冒頭で紹介したアウトロー系ユーチューバーを見て一番感じたのがこの嫌われる勇気をもっているということでした。
自分の愛する者、大切にするもののため、くだらないプライドなど捨て去って取り組むことを教えて貰いました。
もちろん、事件の経緯も当事者間の複雑な人間関係なども全く知りませんし、何より相手には相手の言い分もあると思います。
犯罪行為やそれに類する行為を助長する意図は一切ありませんが、嫌われる勇気をもつことを教えて頂いたこちらの動画を紹介させてください(途中から再生されます)。
なお、東京都行政書士会では「頼れる街の法律家」として警視庁、暴力団追放運動推進都民センター等外部機関との協力体制を築き、反社会的勢力からの不当要求等の事案に対しては、一丸となって市民の安全を守ることを目指しています。
風俗営業はじめ飲食・娯楽サービス業に携わる皆さんが反社会的勢力に悩んでいる場合、是非こちらにご相談下さい。
【東京都行政書士会市民相談センター】
無料電話相談 03ー5489ー2411
12:30~16:30(土日祝・年末年始除く)
やたべ行政書士事務所は風俗営業に携わる皆さんをいつでも応援しています!
それでは、また!
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