力の社会における力なき「無敵の人」の暴力
悲劇を繰り返さずに
皆さん、こんにちは!
東京都新宿区の風俗営業専門やたべ行政書士事務所です。
安倍さんが突然の凶弾に倒れてから10日以上経ちました。
暗殺犯の生い立ちや複雑な家庭環境、宗教と政治との関わりが報道されるにつれ、何ともやるせない気持ちにさせられます。
ちょうど先日、京都アニメーション放火事件から3年、大阪北新地でのクリニック放火事件から半年が経過したことも報道されていました。
京アニ放火事件から3年 被告の裁判が始まる見通し立たず #nhk_news https://t.co/JptpnR4Avt
— NHKニュース (@nhk_news) July 17, 2022
26人が死亡した大阪・北新地のビル放火殺人事件は17日、発生から半年となりました。現場となった雑居ビル前には花が供えられ、通行人らが犠牲者に向けて追悼の祈りをささげました。https://t.co/Ix9bHTf6bG
— 日経社会部 (@nikkeishakai) June 17, 2022
時の経過は早いものですね。
ただ、悲劇は決して繰り返してはなりません。
事件の真相はまだ定かではありませんが、タブー視してうやむやにせずにしっかりと検証して貰いたいところです。
追加で申し上げれば、これまでの選挙において、旧統一教会や後継団体から応援されたことも、ましてや依頼したことも一切ありません。
— 玉木雄一郎(国民民主党代表) (@tamakiyuichiro) July 19, 2022
映画に見る無敵の人
安倍さんの暗殺犯しかり、京アニや大阪北新地での放火殺人犯らを見ると、思い出す映画があります。
1976年の米国映画『タクシードライバー』です。
ベトナム戦争帰還兵で精神を病んだ青年が大統領候補暗殺や売春宿から未成年少女を救うために銃撃テロを行うというストーリーです。
社会的底辺に属し、失うものを何らもたない人を「無敵の人」と形容するようですが、こうした属性の人々を扱った作品は少なくありません。
『ジョーカー』がアメコミBATMANからの派生で非現実的描写があるのに対し、『タクシードライバー』は1970年代当時の米国の社会問題を反映させたシリアス作品になっています。
戦争による心的外傷後ストレス障害を患った主人公トラヴィスは心の闇を抱えながら「夜の街」でタクシードライバーをしています。
心の病により強迫観念や猜疑心が強くなり、ついには殺人行為にまで及んでしまいます。
作中での鏡に向かって独白するシーンは「無敵の人」が誕生する瞬間を描いているかのようです。
力なき暴力に陥らず
映画『タクシードライバー』と同時代の1978年、東西冷戦下のチェコで『力なき者たちの力』(ヴァーツラフ・ハヴェル)が執筆されます。
出所 JBpress『ロックフェスで政治を語れない日本の危うい兆候』
反体制知識人として投獄されながら地下出版されたことから民主化運動のバイブルとも呼ばれるようになった作品です。
これになぞらえるなら、『タクシードライバー』で描かれた「無敵の人」の行為は「力の社会における力なき者たちの暴力」と言えるのではないでしょうか。
国家権力や巨大メディア、テック企業などが力をもった現代において、「力なき者たちの力」は民主的選挙やSNSをはじめとした情報発信、表現行為でしょう。
今回の参院選でもこうした「力なき者たちの力」が投票行動に表れました。
支援団体なく臨んだ今回の参院選、非常に厳しい戦いでした。結果は約53万票の得票で全政党の比例候補者中トップ当選。ひとえに赤松健を支えてくださった皆さま一人一人のおかげです。この負託にこたえるべく本日から掲げた公約の実現に邁進します。本当に有難うございました。https://t.co/75URBZx5En
— 赤松 健 ⋈ C100(土)東シ54b (@KenAkamatsu) July 11, 2022
NHK党
大勝利!
選挙区で2%超えました。
比例でガーシー当選しました。これで、国政政党継続で、NHK被害者や生活保護保護の方、年金生活者の暮らしを守り続けるのが出来ます!
皆さんの勝利です!
ありがとうございました😊— 立花孝志 NHK党 党首 (@tachibanat) July 10, 2022
遅くなりましたが、参議院議員に当選したことをご報告し、改めて皆様に感謝を申し上げます。応援いただきありがとうございました。そして頑張るのはこれからです。 pic.twitter.com/AM0xZBzPr4
— 水道橋博士 (@s_hakase) July 11, 2022
もっとも、誰もが選挙当選などの勝利を掴むことは出来ませんから、力をもてない力なき者たちは時として暴力へと暴走してしまうことがあります。
テロや犯罪行為まで及ばないまでも、他者への誹謗中傷によって自らのやり場のない怒りを鎮めようとしてしまうものです。
もちろん、私だって偉そうなことは言えません。
「自分の好きも誰かの好きも共に大切にしよう」との言葉に共感しながら、実際に泡沫候補が当選してしまうと「あんなん国会に送ってどうする」と毒づいて本音が出てきます。
でも、すべて含めてこれが民主主義なんだし、人間の性(さが、Bad Habit)なんですよね。
衆愚政治であっても、立憲的意味の民主政治である以上、選ばれた候補者が「力なき者たちの力」そのものです。
今流行りの「♪ 大人の俺が言っちゃいけない事言っちゃうけど・・・」ってやつです。
ネットで誹謗中傷しているだけでは「力の社会における力なき者の暴力」と変わりありません。
お互いトラヴィスのような「力なき者の暴力」の行使に陥らないよう気をつけましょう。
「力の社会における力なき行政書士」として、これからも風俗営業事業をとことん支援していきたいと思います。
やたべ行政書士事務所は風俗営業に携わる皆さんをいつでも応援しています!
それでは、また!
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