風営紳士録2.0

ナイトタイムエコノミーから警察の取締りや法令改正情報まで、風俗営業の最新情報を発信中です!

仕手株投資に学ぶ「人間の本質」

アースインフィニティ

 

皆さん、こんにちは!

東京都新宿区の風俗営業専門やたべ行政書士事務所です。

昨日21日、ツイッターのタイムラインにとある上場企業のツイートが流れてきました。

何も知らない人がみたら「なにか不祥事でも起こしたのか!?」と驚くと思います。

実は、この企業の株価が今週50%近い暴落となっているため、企業自らツイートしたものです。

制限値幅いっぱいまで売られるストップ安を2日連続でつけています。

とはいえ、企業価値を決定的に毀損するような業績変化や悪材料が出た訳ではありません。

大口株主が抜けたことから、我先に逃げようと売りが殺到していることが理由です。

こうなると最早、投機としてのマネーゲームであり、いわゆる仕手株投資です。

いざ暴落し始めると一切の逃道がなくなるのが仕手株投資の怖いところですね。

小型株急騰でひと儲けしようと考えていた個人投資家が阿鼻叫喚の週末を迎えています。

 

 

トンピンフィナンシャル

 

小型株投資をされる方ならご存知でしょうが、この銘柄はトンピンこと山田亨さんが紹介したことで人気化した銘柄です。

トンピンさんは過去にも多くの小型株の急騰相場を主導し、金商法違反に問われたこともあります。

ただ、事件後もインフルエンサーとしての人気は衰えず、開設したLINEオープンチャットは5,000人上限の満員御礼でした。

ちなみに、実業家兼投資家のヤーマンさんも同じタイミングでLINEオープンチャットを開設し、その後有料化させています。

個人投資家を育てたいというヤーマンさんの理想との対比で、トンピンさんがオプチャ開設した理由を問われた際、「そんなん、足の引っ張り合いするために決まっとるやろ」と回答していたそうです(苦笑)。

そんなトンピンさんのキャラを理解した上での参加者が殆どだったと思いますので、今回の一件も信仰心を揺るがす事態ではないでしょうね。

善人面せずに、当初から信念をもってダークヒーローを貫いている潔さがトンピンさん人気の理由かも知れません。

 

 

せやから言うたろおじさん

 

仕手株が暴落すると、一斉にSNSに出現するのが「せやから言うたろ」おじさん(おばさん)です。

「人の不幸は蜜の味」と言いますが、せやから言うたろおじさんはメシウマな週末を迎えているようです。

業績の裏付けのない株に投資するなんてあり得ないと正論を振りかざしますが、皆さんはどう思いますか?

株式投資の世界では、企業価値に比較して割安を買い、割高を売る投資行動が正攻法とされています。

この裏には、企業価値が算定可能であることが前提として存在します。

たしかに、DCF法などで導かれる企業価値やPERなどの水準訂正を予想して仮説を立てることは可能です。

ただ、こうした理論株価に従った投資をすれば必ず儲かるかというとそんな単純ではありません。

四季報を利用した正攻法を教える投資スクール手法の逆手を取った嵌め込みすら存在するのが株式市場です。


トンピンさんのInstagramより

なお、マクドナルドや吉野家など、株主優待で人気な銘柄などは理論株価からは説明できない程に割高になっていることが多いです。

加えて、優待権利取りの前後では、企業業績関係なく株価が乱高下します。

かといって、優待人気で支えられている銘柄が仕手株などと考える人はいないと思います。

 

 

仕手株という名の美人

 

経済学者のケインズは、「株式投資は美人投票である」との言葉を残しています。


ジョン・メイナード・ケインズ

男女関係なく、「え、あの人のどこがいいの?」と個人的に疑問に感じる芸能人・有名人というのは居るものです。

これは株でも同じで、人気の理由が業績以外の要素で決まっていることは少なくありません。

このことは、技術・製品・サービス・映画・音楽・ファッションと全てに共通することかも知れません。

自分にはどこが良いのか分からなくても、広く時代に受け入れられているモノは知っておいて損はないかも知れません。

広く受け入れられているモノは、人間にとっての根源的ニーズを満たしていることが少なくないからです。

仕手株投資に限らず、短期投資で求められるニーズは何といっても「儲かること」でしょう。

投資に限らず、ビジネスでも、リスク・リターンの振れ幅は自由に選択できる方が良いと思います。

もちろん法令違反行為はダメですが、リスク愛好家と呼ばれる人々にとっては適度な振れ幅が必要です。

 

 

リスク・リターンで考える

 

投資に限らず、IRカジノなどでも、リスクばかりに注目すると、一切やらないことが最適解となってしまいます。

仕手株の信用取引は、爆発的利益をもたらすリターンもあるからこそ、瀕死の重傷を負うリスクもある取引です。

米国ミーム株や草コイン、数多存在する情報商材なども含め、人間の欲望をマネタイズさせるのが資本主義社会です。

その意味では相場(マーケット)を通じて、「人間の本質」を教えてくれるのが仕手株なのかも知れませんね。

仕手株でなくとも、投資やビジネスの世界では怪しげな魑魅魍魎が跋扈しているものです。

起業家として、ビジネスパーソンとして生き抜くためには、自らの力でその真贋を見抜くことが不可欠です。

億単位の収益を誇るトレーダーや事業者で、正直何をやっているか分からないものは自ら調べてみてください。

もちろん、全てが怪しいと決めつける必要はありませんが、殆どは詐欺まがいです。

仕手株投資の危険を叫び、だからこの情報商材で勉強してくださいと宣伝しているのを目にする週末。

何とも「人間の本質」を考えさせられます。

やたべ行政書士事務所は風俗営業に携わる皆さんをいつでも応援しています!

それでは、また!

関連記事一覧

  1. この記事へのコメントはありません。

CAPTCHA