風営紳士録2.0

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風俗営業許可を早く確実に取得する手法とは

行政書士ど真ん中ネタ

 

皆さん、こんにちは!

東京都新宿区の風俗営業専門やたべ行政書士事務所です。

9月以降は年内に許可を取って営業したいというご依頼が多く、大好きなJAZZを楽しむ時間もなかなか取れない程、朝から晩まで独楽鼠(こまねずみ)のように働いておりました。

早いものでもう11月となり、年内を目途に行った申請案件の許可も下りつつあります。

11月は大阪都構想に対する住民投票に始まり、世界を大きく動かす米国大統領選挙も実施されます。

コロナ禍に直面した2020年から、日本、そして世界がどのような方向に向かうのかを占う特異月となるでしょう。

風俗営業をはじめ飲食・娯楽サービス業に携わる皆さんにとっても今年は生涯忘れられない一年となると思います。

2020年が分岐点となったと将来思い返すときに悔いを残さないよう、残りの2ヵ月も「全集中の呼吸で」取り組んで参りましょう!

そんな訳で、本ブログでも11月最初の投稿は風俗営業許可専門行政書士ど真ん中ネタである「早く確実に許可を取得する手法」について考察してみます。

 

 

コネ・金で転ぶのか?

 

「絶対金で転ぶ」

これはカジノIR事業の汚職を巡り収賄罪などに問われている秋元司被告が証人買収工作として発した発言として検察側が指摘している発言内容です。

いきなりこんなネタで恐縮ですが、風俗営業許可に限らず、許認可取得の手法となると、最初はこのような「コネ・金」などを活用する裏技的な手法を期待される方が少なくありません。

実際にこのような手法で許可を取得するケースもあるのかも知れませんが、このような裏技的な手法は必ず落し穴があるものです。

何も綺麗事として言っているのではなく、経済合理的に考えて割が合わないと思います。

もし本当に絶対にバレずに、本来許可されないような案件で許可が取得できるなら、たしかに一考の余地があるのかも知れません。

ただ、多くの人がそのような手法を採らないのは、綺麗ごとだけではなく、ちゃんとした理由があるのです。

倫理や道徳などは別にして、違法行為を行うと制裁を食らうのが法治国家であり、制裁によるダメージを考えれば、そこまでリターンが見込めないので、合理的に考えればやるのは馬鹿らしいと考えるのが普通です。

これは確率論の世界では、「期待値」と呼ばれる考え方です。

例えは悪いかもしれませんが、プロの犯罪者であれば「期待値」で動きます。

逆に、アマの素人犯罪者は「期待」で動きます。

「バレないだろう」「(証人は)動くだろう」といった「期待」で意思決定して、失敗します。

リスク・リターンや発生確率を考えて、科学的・経済合理的に意思決定することがプロの職業人として重要なことはどの世界でも同じでしょう。

 

 

玉石混淆の業界出身者

 

行政書士に限らず、フリーランスとして独立した際、自らの出身業界を肩書として売り文句にすることが少なくありません。

私が専門にする風俗営業許可の世界ですと、キャバ嬢やホスト経験者、バー・飲食店で働いていた専門家とお会いすることが少なくありません。

ただ、こと許認可という意味では、許可側の業界すなわち警察出身者が有名です。

実際に警察出身で行政書士になった方は、風俗営業許可を専門にされることが少なくありません。

業界出身であれば、少なくとも人脈はあるはずですから警察出身者の申請許可率は高くなると思えますが、実際はそうでもありません。

冗談のような本当の話ですが、警察には顔が利くから保全対象施設に引っかかっても大丈夫だよ~なんてうそぶきながらしっかりとNG喰らった例もありました(苦笑)

保全対象施設を無視した申請は極端な例でしょうが、そもそも、裏技的手法を売り文句にする専門家というのは出身云々の前に、実務家としての基本的能力に問題がある方が少なくないのです。

SNSでのインフルエンサーマーケティングでGAFA出身だ、GS出身だと経歴を盛っている詐欺師と同じような傾向が、コンサルタント・専門家業界にも存在しているという訳です。

私が所属する単位会にも、警察出身の会員が複数存在し、中には暴対法施行前の警視庁刑事部捜査第四課、いわゆるマル暴出身(現・組織犯罪対策部)の方もいらっしゃいます。

大部分の方々は素晴らしい仕事をしていると思いますが、中には本当にこの人大丈夫か?と心配になる方もおります。

裏技的手法に走るなら、通常以上の実務能力を備えていないと普通は上手く立ち回れず、致命的ミスに繋がってしまいます。

子供に話すようなことと思われるかもしれませんが、より身近な例として同様の事案がありました。

 

 

引き返す橋を逃すな

 

不正受給の逮捕者が報道され始めてから、返還希望者が急増していると聞きます。

決済アプリやGoToキャンペーンのポイント獲得の裏技程度の認識で申請した犯罪素人が慌てているといったところでしょう。

5月から開始した持続化給付金申請は、これまで補助金関連に携わったことのある人であれば誰もが驚くような緩いレベルでの申請要件でした。

手書きの帳簿などでも認めており、単月での売上落ち込みを作出することは容易であることから、休眠会社ややってもいない事業で帳簿をでっち上げて申請する人が殺到したようです。

一方でこのような報道もなされていました。

家賃支援給付金は、持続化給付金に比較して、金額が大きいことに加え、申請資料・工数も多く、何より実店舗の存在が担保となるために当初の想定を下回る申請しかありませんでした。

犯罪素人だと、こうした手間のかかる申請は狙わず、容易そうな持続化給付金に殺到したのかも知れません。

繰り返しになりますが、絶対にバレないなら貰えるは貰っておきたいという気持ちは理解できなくありませんが、しょせん犯罪素人の申請であればほぼ間違いなくバレます。

バレた時にダメージを勘案しているからこそ、大多数の人はやらないのです。

自分だけは上手くいくだろうと、根拠のない自信や期待で動いている素人が手を出してしまいます。

もし万が一、このブログの読者で思い当たる節がある方は迷わずこちらに連絡してください。

【持続化給付金の自主返納相談先】

2020/8/31以前の申請:0120-115-570

2020/9/1以降の申請: 0120-279-292

 

中小企業庁の調査や警察の捜査が始まってからでは認めてもらえません。

自主返納を行えば行政罰としての延滞金、加算金は求めないことは経済産業大臣が明言しています。

今なら引き返すことが出来ますから、少しでも迷いのある方、犯罪者ではないと言う方は返納することを強くお勧めします。

ちなみに、この連絡・相談先は第三者の不正受給に関する通報も受け付けています。

組織的に不正受給を行った場合、囚人のジレンマに陥れさせることを意図していますし、匿名でも受け付けていることから当局側の意図を察するべきです。

 

 

期待値を上げる申請

 

では、「早く確実に」許可取得する手法とはどのようなものでしょうか?

「早く」する手法は明確です。申請前までの工数をどれだけ効率的に処理して短くできるかというだけです。

申請手続きは行政手続法第6条に定められた「標準処理期間」に従い、東京都の場合は目安として55日とされています。

第六条 行政庁は、申請がその事務所に到達してから当該申請に対する処分をするまでに通常要すべき標準的な期間(法令により当該行政庁と異なる機関が当該申請の提出先とされている場合は、併せて、当該申請が当該提出先とされている機関の事務所に到達してから当該行政庁の事務所に到達するまでに通常要すべき標準的な期間)を定めるよう努めるとともに、これを定めたときは、これらの当該申請の提出先とされている機関の事務所における備付けその他の適当な方法により公にしておかなければならない。

この「55日」は動かせないので、そこに至るまでの時間をどれだけ短くできるかが勝負になります。

行政申請の原則からすれば、設備が完成して直ぐにでも営業できる状態に整えてから申請するのが原則です。

ただ、店舗の内装工事期間も含めて家賃が発生する以上、出来るだけ営業許可が下りるまでの空家賃期間は短くしたいのは当然でしょう。

そうなれば方法は一つだけ。

工事完成前のスケルトン状態から営業許可申請に向けて準備を行い、内装工事の工程と営業許可準備の工程を同期させながら同時進行させるしかありません。

所轄警察署に申請する段階までに内装工事が完成することが前提ですが、往々にして工事はズレこむものです。

最悪どんなに遅くとも店舗の実査実施日までには完成させておく必要があります。

ここから逆算して施工業者と打ち合わせしながら進めるのが行政書士の腕の見せ所です。

もちろん、風営法に通じた施工業者ばかりではありませんから、風営法に違反するような内装・設備は適宜指摘して修正してもらうようにします。

これが出来ないと、実査当日にいきなり図面では見てなかった仕切り扉が備え付けられていて目の前が真っ暗になることになります。

風俗営業はじめ飲食・娯楽サービス業の事業者の方には、感性レベルの直感的判断で内装をこうしよう、ああしようと急に変更する方がいらっしゃいます。

そうしたことを言いだしそうな方かどうかまで含めて事前に把握して準備を行うことで、手直しによる申請期限の遅延を防止していきます。

 

一方、「確実に」というのは専門家としての経験値が活きてくる領域です。

詳細はこちらの投稿を参考にしてください。

【風俗営業許可申請の実査における暗黙知】

 

ここはまさに職人の世界でもあり、風営法を専門とするかどうかがもっとも品質として表れやすいところだと思います。

本投稿を行っている11/3の祝日も休日返上で申請準備を行い、地元・花園神社の酉の市にて風俗営業はじめ飲食・娯楽サービス業に携わる皆さんの商売繁盛を祈念して参りました!

年末年始の繁忙期に少しでも早く店舗営業できる状態にするため、弊所やたべ行政書士事務所も独楽鼠(こまねずみ)として年末まで走り回ります!

裏技的な手法でのサービスはありませんが、正攻法で「早く確実に」許可取得を目指したい事業者の方はどうぞご相談ください。

やたべ行政書士事務所は風俗営業に携わる皆さんをいつでも応援しています!

それでは、また!

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