風俗営業の競争戦略
競争戦略とは
こんにちは
東京都新宿区の風俗営業専門
やたべ行政書士事務所です
皆さんは自分にとってのライバル
競合を意識したことはありますか?
指名率や売上のNo.1を競うキャスト
新規客やリピート客を奪い合う店舗
風俗営業の世界は常に競争の世界です
そんな訳で今回は「競争戦略」についてです
「競争戦略」とは元来は戦争用語です
「競合との争いでの戦(いくさ)の策略」
転じてビジネスでは 競合他社との争いでの
事業の作戦方針を示す用語とされています
マイケル・ポーターの「競争戦略」
皆さんはマイケル・ポーターをご存知ですか?
経営学の大家で「競争戦略」が専門です
彼が「競争戦略」の要諦として
このようなことを言っています
「戦わないことが競争戦略である」
何とも禅問答のような言葉ですが
経営学の世界では
これこそ「競争戦略」の本質とされています
競争する以上、必ず負ける可能性がありますが
競争をしなければ、負けることはありません
競争しなくて済むようにすることを
「差別化」とも言います
他のキャスト、他の店舗との違いを伝え
顧客に「選ばれる理由」を明確にすることです
アメフトと「競争戦略」
少し前ですが日大アメフト問題のとき
選手としては何としても「選ばれたい」
そのために反則プレーも辞さない覚悟を示し
監督・コーチに選ばれようとしたことが
話題となりました
何とも痛ましい結果を招いてしまいましたが
ビジネスの場ではこのようなことは良くあります
ライバルの指名客を横取り
競合店の風営法違反を通報
ただ、このような正面からのガチな戦いは
自分が負ける可能性も必ず内包しています
マイケル・ポーターの「競争戦略」では
真の意味での勝率を高めるためには
なるべく戦わないで済む戦略を推奨します
なるほど、日大アメフト問題でも
フィールド上での選手司令塔である
クォーターバック選手を機能させなければ
その試合では勝利する事ができたでしょう
しかし一発退場となる様な危険プレーは
SNS全盛の現代で瞬時に情報拡散され
TV等のマスメディアでも取り上げられ
取り返しがつかないダメージとなりました
何よりも正面からのガチの戦いを挑んだ結果
競合の関西学院大に禍根を残し
その後のマスコミでのバッシング攻撃などで
火に油を注ぐような猛攻を受けてしまいました
真の勝利を呼び込む「競争戦略」
『戦闘に勝って、戦争に負ける』
正面突破でのガチな競争は
この結果に終わる可能性もあるのです
指名客の横取りをされたライバルや
通報された競合店は
それで息の根を止めれる訳ではありません
相手には必ず禍根を残しますし
いつの日か必ず報復を受けます
そのようなリスクがあるなら
戦わない差別化「競争戦略」をとった方が
勝率は高まるのではないか、というのが
マイケル・ポーターの言わんとするところです
ライバルの太客を横取りする前に
自分のお客さんにしっかりと連絡しているか
競合店の風営法違反を通報する前に
自社では営業許可取得、年齢確認はしているか
ビジネスにおける競争戦略を考える際も
参考になるところもあると思います
競争が激しい社会であればあるほど
「競争戦略」の有無が勝敗を分けます
個人の信念や企業の理念に照らし
迷いのない「競争戦略」を確立し
長期的な意味での勝利を収めてください
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