風営紳士録2.0

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「夜の街」風俗営業政策を問う新宿区長選挙

はんこが押せない大臣

 

皆さん、こんにちは!

東京都新宿区の風俗営業専門やたべ行政書士事務所です。

岸田内閣の閣僚から、山際前大臣に続き、葉梨法務大臣が辞任しました。

法務大臣の職務に関して「死刑執行のはんこを押すだけ」などと軽んじた発言したことが問題になったと言われています。

社会批判に晒されたことで、今後も「死刑執行のはんこを押す」ことすら困難になってしまい、もはや法務大臣を務める意味がなくなったため辞任したとも言えるでしょう。

こうした世論、社会批判が政治家の命運を左右するのは選挙において顕著です。

 

 

「夜の街」の区長候補

 

やたべ行政書士事務所が所在する新宿区では、11月13日に新宿区長選挙が実施されます。

候補者は2名だけですから、完全な一騎打ちです。

一人は現職の吉住健一候補。

 

もう一人は無所属の依田花蓮候補で、新宿区で活動する行政書士でもあります。

 

 

「夜の街」政策が争点

 

やたべは、お二人の候補者とも面識があるので、それぞれのお人柄も存じ上げております。

ただ、いざ選挙戦となると政治家としての命がかかってきますから舌戦が激しくなってしまいますね。

なかでも、やたべ行政書士事務所が専門にする「夜の街」風俗営業に関する地域課題として「トー横キッズ」問題があります。

渋谷区のハロウィンと同様に、歓楽街・歌舞伎町には多くの少年少女が集まり、犯罪被害も発生しています。

こうした旬ネタ(と言っても、トー横はすでに下火ですが)は、政争の具にされることもあります。

ただ、今回の新宿区長候補はお二人とも「夜の街」政策の当事者意識が強い方々です。

依田花蓮候補はトー横キッズ問題に対し全面的な支援を掲げるのに対し、吉住健一候補はその法的根拠や新宿区民へのサービスと言えるかを見極める立場と思われます。

ちなみに、依田花蓮候補は行政書士であるだけでなく、元は六本木・香和(かぐわ)のトップダンサー出身ですから「夜の街」出身の政治家でもあります。

2016年の風営法改正時などは、特定遊興飲食店営業に関する私の研修に参加して熱心に受講されていました。

LGBTQとしてだけでなく、「夜の街」出身の行政書士として、トー横キッズ問題から目を背けることはできないのかも知れません。

 

一方で、現職である吉住健一候補も在任中は「夜の街」歌舞伎町に真正面から取り組んできた実績があります。

吉住健一候補は、自らの政策実績を誇らしげに主張するタイプではありません。

ただ、コロナ禍初期に「夜の街」歌舞伎町が袋叩きにあった際、風俗営業事業者一人一人と誠実に対話して一緒に解決策を探ろうと泥臭く取り組んだきた首長であることは間違いありません。

「新宿区側が一貫していたのは、『新宿区において店名公表は感染拡大防止にとって逆効果になる』という考えだった。現に彼らは感染者が出た店舗を一切公表しなかった。「店」を守ったのではなく、コミュニティを守ろうとしたからだ。」(リンク先記事より引用)

 

 

新宿の未来が始まる日

 

奇しくも11月13日は行政書士試験日でもあります。

新しいリーダーが誕生する日、新しい可能性を生み出す試験に臨む日、すべての挑戦者に全力で取り組んでもらいたいものです。

コロナ第8波襲来が懸念されていますが、これまで培った感染対策に万全を期すことで経済活動を推進して参りましょう。

新宿の未来、そして「夜の街」風俗営業の未来が始まる週末。

風俗営業はじめ娯楽・飲食サービスに携わる新宿区民の皆さまは必ず投票に行きましょう。

新宿の未来は我々一人ひとりの投票にかかっています。

やたべ行政書士事務所は風俗営業に携わる皆さんをいつでも応援しています!

それでは、また!

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