風俗営業接待飲食店のキャスト人事戦略
経営者の悩み事 No.1とは
こんにちは
東京都新宿区の風俗営業専門
やたべ行政書士事務所です
風俗営業をはじめとした
飲食・娯楽サービス業の経営者は
どのようなことに悩んでいるでしょう?
これは風俗営業の業種に限らず
経営者一般に言えることですが
「人」で悩んでいる方が少なくありません
「組織は人」との言葉が示す通り
人が魅力的な組織は将来的にも
大きく成長する可能性を秘めています
接客などの労働集約的サービスが中心となる
風俗営業の組織でも従業員をはじめとした
「人」が影響する範囲が大きいものです
研修期間を十分に設けてじっくり育てたつもりが
直ぐに辞めてしまう、などの悩みは
経営者であれば業種問わず共通してもつ悩みです
そこで今回はキャストなど風俗営業の
接待飲食店での人事について考えてみます
組織に必要な3つの要素
風俗営業の事業者の中にも
かつて雇われの身であった方も多いと思います
人材の流動性が高い業種の組織では
退職・転職間際の方々と一緒に
仕事しなければならない場面も多々あります
- 仕事が合わない
- 人が合わない
- 他にやりたいことがある 等々
組織を離れる理由はそれぞれあると思います
ただ、退職を決意した人というのは
接するだけで何となくわかるものです
一般企業だけでなく風俗営業も含めて
人の集合体である組織が成立するためには
3つの要素が必要と言われます
- 貢献意欲
- 共通目的
- コミュニケーション
この3つが組織に必ず求められるそうです
退職する決意を固めた人は
この3つに変化が表れます
「貢献意欲」については
最後の引継ぎをしっかりやる人も
それは事後的な評価を考えて行うもので
組織への貢献意欲とは関係が薄いかも知れません
また「共通目的」についても
風俗営業事業者としての理念はもちろん
扱っている商品・サービスへの共感などは
退職時には薄れている場合も少なくありません
さらに「コミュニケーション」については
退職を決意した人は特有の空気感を漂わせ
一人吸っている空気が違うことも多いものです
優秀な人材をつなぎとめるには
風俗営業の組織の場合も
辞めてもらいたくない人材には
これら3つの要素に
働きかけ続けることが重要と思われます
風俗営業であっても、民間企業であっても
本当は辞めてもらいたいと思う人間の方が
なかなk辞めてくれないものです
また、接客サービス業などで実力のある者は
他店でもしっかりと結果を出す自信がある
つまり転職を成功させる自信がある上で
あえて自社で働くことを選択しているのも
風俗営業も、民間企業も同じだと思います
従ってこれらの優秀な人材をつなぎとめるには
彼ら彼女らのロイヤリティを大切にしつつも
組織に必要な3つの要素の観点から
個別に働きかけることが重要になると言えます
キャストマネジメント
風俗営業の接待飲食店組織で
具体的に考えてみましょう
孤高の一匹狼タイプ
接待飲食店では稼ぎ頭のキャストがいます
彼らは常にNo.1にこだわる
成果達成志向は抜群にありますが
チームプレーには馴染まない場合も
少なくありません
こういったタイプはチームプレーを求めるより
徹底的に彼らのプロフェッショナリズムを
追求させることです
自身のプロフェッショナリズムの追求と
自社店舗の売上・成長が合致するように
「共通目的」を設定し
「貢献意欲」を刺激することが大切です
この場合「コミュニケーション」は
キャスト自身がコミットした売上や集客など
定量的な目標の達成だけを基準に
設定していく方が効果的です
チームプレイヤータイプ
一方で営業的にはトップクラスではないものの
場の雰囲気づくりやサポート
スタッフへの気遣いなどが
細やかに出来る能力も
キャストとしては大切です
彼ら彼女らのようなタイプは
キャスト・スタッフを含めた
従業員全体への影響力が大きい場合が
少なくありません
一匹狼タイプと違い
職場の他者影響力が強いことから
彼ら彼女らのようなタイプが退職すると
後追いして従業員が退職することも多々あります
売上や集客などの短期的な成果ではありませんが
自社店舗の安定的な経営には重要な戦力として
ボディーブローのように効いてくるものがあります
この場合日頃からの「コミュニケーション」で
重要な戦力と認めているよ、と伝えること
また各自の目標を踏まえながら
フィードバックを行い
自分自身のキャリアと自社店舗の成長が
「共通目的」となる確認を行い
「貢献意欲」を引き出すことが重要です
その他のタイプ
一般的な組織ではパレートの法則が成り立ちます
2:8の法則とも呼ばれます
売上や集客の大部分(8割)は
全体の2割のキャストが行うというものです
あるいは働き蜂の法則というものもあります
2:6:2の法則とも呼ばれます
優秀人材2:中庸6:ダメ人材2の割合で
組織が構成されているというものです
どのような組織法則に従うにしても
優秀な人材マネジメントよりも
中庸な人材マネジメントこそが
その組織のマネジメントスタイルを
決定することになります
組織に必要な3つの要素を全て求めなくとも
まずは1つ、
例えば「コミュニケーション」などにフォーカスし
従業員との相互理解を進めてみてはどうでしょうか
以上、組織に必要な3つの要素を
キャストマネジメントで検討してみました
是非、風俗営業でも参考にしてください!
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