風営紳士録2.0

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社会の分断を煽る発信におじさん構文で反対

風俗営業おじさん構文

 

皆さん、こんにちは!

東京都新宿区の風俗営業専門やたべ行政書士事務所です。

皆さんは最近話題となった風俗営業利用客の「おじさん構文」をご存知でしょうか?

風俗営業、特に接待飲食や性風俗のキャストの皆さんは日常的に触れているであろう糖度高めな粘着質のアレです。

恋愛感情や性欲が絡んでしまう営業形態だからこそ拗らせてしまうのでしょうが、こうした事案への対応力こそがキャストとしての実力と言えるのかもしれません。

今やSNSは「おじさん構文」の宝庫です。

Facebookの若者離れが指摘された時も、「おじさん構文」でのウザ絡みコメントに辟易となった若者がインスタ、TikTokに流れたと言われました。

そんな「おじさん構文」で、現在、もっとも熱い主戦場はツイッターでしょう。

ツイッターもかつては中高生のSNSでしたが、現在は40代以降の中高年が多く利用しています。

中には自分のプレゼンスを上げる手段として、意図的に「おじさん構文」で炎上させる人もいらっしゃいます。

もっとも、こうした炎上系発信者は、提議しようとする社会問題への深い洞察力と知識を備えているケースが少なくありません。

世論を喚起するため、敢えて可燃性の高い表現を用いているだけで、レスバトルを見ると見識の高さに感心させられることが少なくありません。

 

 

無知蒙昧が分断を煽る

 

一方で、エセ炎上系発信者は、問題への洞察力や知識に欠けるため、その殆どが直ぐに捲れてしまいます。

自分にとって戦局が有利とみるや永遠とレスバを繰り広げる一方、負け筋とみるや速攻でバックレます。

タイムラインで流れてきた旬ネタを思い付きで利用しているだけなので、浅知恵で自爆することが少なくないので逃げ足の速さは生命線なのかもしれません。

たしかに、SNSである以上、バズって認知度を高めなければ、そもそも世論喚起になりません。

そうした意味では、炎上やメタファーなど、コピーライティング的な要素も重要なのかもしれません。

誰も指摘してくれないから仕方なく自分で「私、言いましたよね?」と自己RTしている程度なら「おじさん構文」もかわいいのですが、中にはドン引きするようなものもあります。

今回のカルト宗教問題も、エセ炎上系発信者は陰謀論的に利用して、差別を助長しているものがありました。

こうして差別や分断に反対を示すと、そう言うお前こそ現状を肯定する側の人間であって、ホントのところは分断を煽られると困るんだろ?なんて言われてしまうかも知れません。

・・・はい、そうです。

許認可ビジネスを生業としているため、規制や社会構造の変化がダイレクトに影響しますから、まごうかたなく現状肯定側です。

その上で言わせてください。

ネットで集めたいい加減な情報で無知蒙昧に分断を煽るのはくそダサイから止めた方が良いですよ。

ヘイトや差別を助長するような「分断」を煽る行為には断固反対します。

専門家・研究者を自称して、誤った法令解釈や事実誤認を情報発信することも反省すべきだと思います。

参考【会社都合での解雇は従業員の救済になるか?】

参考【深淵を覗く時、深淵もまたこちらを覗いてる】

 

 

ヘイトを利用する発信

 

日本国憲法では、思想・良心の自由(19条)も信教の自由(20条1項)も国民の基本的人権として保障されています。

国家がこうした人権を侵害することは許されませんが、SNSでは特定の政党支持者や特定の宗教信仰者への差別を助長するような発信を目にします。

先日、とある上場企業の社長が交代したことが話題となっていました。

この企業は、かつて起こした不祥事が性犯罪を伴う凶悪事件であったため、企業イメージが著しく悪化した過去があります。

不祥事発生時のマスコミ対応や株価推移の不自然さから、さまざまな陰謀論がネット上に錯綜しました。

有名なのが、加害者が特定の宗教関係者だったから圧力がかかったのではないか?というものです。

もちろん、真相は分かりません。

ただ、仮に加害者が特定の宗教会員であったとしても、犯罪行為が宗教に起因しているという論理は飛躍しすぎでしょう。

少なくとも、まともな良識をもっている人であれば、一つの事案をもって犯人の属性を拡大解釈するような発信はしません。

こうした事案でもっとも有名なのが東京・埼玉連続幼女誘拐殺人事件でのオタクバッシングでしょう。

他にも女子高生コンクリート詰め殺人などおぞましい事件が発生した際、加害者家族が支持した政党にまでヘイトが繰り広げられました。

この女子高生コンクリ事件では「藁人形」という暴走族メンバーが多く取り調べを受けました。

実際に起訴・収監された者以外もかなり多くの加害者がいるのではないか、と言われています。

もちろん、これら被疑者全員がヘイトの対象となった特定政党の党員ではありません。

にも関わらず、ヘイトを利用した当時の報道は、加害者本人らが関係していた暴走族ではなく、保護責任者という部分だけを切り取って攻撃対象とすべく特定政党に結びつけたのです。

猟奇殺人や性犯罪などのエログロ【閲覧注意】系のネタは耳目を集めやすいので、現在でもYouTubeやツイッターでも意図的に利用されます。

かつて流行ったアウトロー系YouTuberの武勇伝ものでも同様の傾向がありました。

私自身も個人的には嫌いではありませんが、定番は半グレ暴走族や不良外国人による抗争ネタでしょうか。

私も歌舞伎町で生き、外国人入管も長く扱ってきたので、福建省出身者の黒歴史も多く知っています。

そして、耳学問だけの輩がスネークヘッドや青龍刀事件など厨二ネタで語りたがるのは昔から変わっていません。

いずれにせよ、こうした人間の闇を利用して情報発信するだけでなく、差別や社会の分断を煽るのは止めた方が良いです。

新疆ウイグルでの差別や分断も、日本国内での差別や分断も無い方が良いですからね。

ブンダン、ダメ、ゼッタイ!

したり顔して「おじさん構文」で語らせて貰いました。

やたべ行政書士事務所は風俗営業に携わる皆さんをいつでも応援しています!

それでは、また!

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