風営紳士録2.0

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自称専門家の試金石「コミュニティノート」

思想の自由市場として

 

皆さん、こんにちは!

東京都新宿区の風俗営業専門やたべ行政書士事務所です。

今月からツイッターのコミュニティノートが本格稼働しています。

フェイクニュースの拡散を防止するため、誤った情報であることが懸念されるツイートへの補完機能です。

実際に使用したことはありませんが、直感的に素晴らしい機能であると感じました。

憲法の表現の自由を学ぶと、「思想の自由市場」という概念が出てきます。

アメリカの最高裁判事・ホームズ裁判官の言及によって広く知られるところになった考え方で、思想や言論は表現活動の市場原理によって試金石とすべきというものです。


赤狩りの違憲審査官として有名なホームズ判事

経済の市場原理と同様に、真理の判定は特定の権力者や影響力をもった者に委ねるだけでなく、対抗言論など競争で磨かれ、容認されたものを認めていくべきとする考えです。

ツイッターでも、単なるリプライではなく、言論の競争原理の中で容認されたものだけをコミュニティノートとする点で、「思想の自由市場」を補完する改善だと思いました。

閲覧制限や広告収入減などで改悪続きと酷評されていましたが、自由・民主の国アメリカのSNSらしい進化を遂げたと評価できるのではないでしょうか。

 

 

進化への悲喜こもごも

 

さて、今回のコミュニティノート機能について、政治家では対極的な反応がありました。

現在のところ、左翼的立場の方が反対し、保守派が歓迎しているような印象を受けます。

もちろん、本来は左右関係なく、中立にファクトチェックを補完するものでしょうから、ネトウヨ的な偏向情報にも抑制的に機能するはずです。

ただ、なぜか今のところ、左翼系ジャーナリズムだけが打撃を受けるかのように嬉々としてRTが繰り返されていますね。

コミュニティノートによって、本当に打撃を受けるのは、大手メディアに所属せずに、ツイッターなどのSNSプラットフォームで発信している個人インフルエンサーではないかと思います。

 

 

自称専門家の試金石

 

ここ最近のブログでは、以下のような文章で締めていました。

「現代は、インターネットによって才能は必ず見出されるようになりました。
同様に、インターネットによってインチキ野郎は必ず捲れるようにもなりました。
誤った法令解釈、違法行為につながるような無責任な情報発信は、ブラフをかましているツイ廃が垂れ流しているのでご注意ください。」

言うまでもなく、私自身が風俗営業産業向けの情報に対するコミュニティノート機能を果たそうとの自負があったからです。

・・・などと大仰しくカッコつけていますが、実はその対象は「自称専門家」など特定の人間でしかありませんでした。

もとより私自身が「専門家」であり、「風俗営業専門」という肩書は「自称」でしかありません。

どう考えても問題だと感じた「自称専門家」の情報発信を本ブログで諫めてきましたが、今後はツイッターのコミュニティノート機能に委ねようと思います。

と言っても、私自身がコミュニティノート作成に参加してしまうと、要らぬ粘着気質の才能を発揮してしまうので自重します。

法令違反行為への警鐘はまだしも、誤った情報拡散の抑制については、どうしたって人間への好き嫌いが働いていることは否めません。

そもそも「自称専門家」が発信する情報には有益なものも多く、高付加価値な風俗営業とは対極的な貧乏学生のようなセンベロ動画は嫌いではありません。

ただ、とあることから、醜くネチネチとした攻撃を受けたため、臨界点を超えた心に怒りの業火が燃え盛った次第です。

こうした個人的な私怨と情報発信に対する注意喚起を混同させてしまうと、必要以上の人格攻撃につながることが懸念されます。

「罪(言動)を憎んで、人(人格)を憎まず」という法律家の原点に立ち返るきっかけが、コミュニティノートによる技術革新だと自らを納得させました。

とはいえ、もちろん今後も不条理な攻撃をしかけてくる輩には、私なりに徹底して対抗する姿勢は変えませんが。

いずれにせよ、ツイッターでの情報発信が本当に問題あればコミュニティノートが機能するようになったのは安心です。

詐欺まがいの情報商材や法令違反を推奨する怪しげなコンサルなどが、市場原理によって淘汰されれば何よりです。

もちろん、私自身も風俗営業の「自称専門家」として、今まで以上に正確で有益な情報発信を心がけていきたいと思います。

やたべ行政書士事務所は風俗営業に携わる皆さんをいつでも応援しています!

それでは、また!

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