風営紳士録2.0

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今年の夏、夜遊びの経済振興は復活するか?

パークハイアット東京

 

皆さん、こんにちは!

東京都新宿区の風俗営業専門やたべ行政書士事務所です。

先日、家内を連れて高級レストランで外食してきました。

90年代にホテル遊びブームをつくったパークハイアットです。

首都高新宿出口至近で、地下駐車場からフロント直結の構造から芸能人などに多く利用されました。

新宿にはハイアットリージェンシーや京王プラザなど歴史あるホテルは多くありますが、西新宿の「夜の街」を楽しめるホテルと言えばパークハイアットでしょう。

何より、ここは何とも妖艶でセクシーな魅力がある点で秀逸です。

進次郎構文でも紹介されたセクシーさというのは、非日常としての体験価値を与える上でも重要な要素です。

 

 

「夜の街」の魔力とは

 

ナイトタイムエコノミーや夜遊び経済といった「夜の街」での経済振興を謳うとき、セクシーで背徳感ある空間での高額消費をある程度前提にしています。

昼間のシラフでの消費活動では、懐事情に応じて経済合理的に振る舞う消費者であっても、非日常を与えてくれる「夜の街」での消費では財布の紐が緩んでしまう魔力があります。

その瞬間しか体験できないからこそ、高付加価値(高価格)であることが成立する反面、シラけて現実に戻させてしまうことがないようなサービス品質が求められます。

こうしたサービスには妖艶なセクシーさやちょっとワルな要素が欠かせないと思います。

いうなれば、生物学的な生存本能に根付いたモテ要素でしょう。

学生時代を振り返ってみても、勉強もスポーツも出来るけど少しだけワル、そんな連中が一番モテていませんでしたか?(笑)

年がら年中、モテやリア充ばかり追い続けていてはつまらない人間になってしまいますが、たまの記念日などに夜遊びするのであれば「夜の街」での高付加価値サービスは欠かせません。

 

 

「夜の街」の価格戦略

 

これからインバウンド消費としての訪日外国人観光客の呼び込みも再び盛り上がりが期待されてくると思います。

日本製品需要としては円安による爆買いを期待するのも良いと思いますが、ことサービスに関しては為替水準による円安訴求をすべきではありません。

製品・商品などのモノ消費と違って、訪日客のコト(体験)消費には数量的な限度があります。

一方で、コト消費であるゆえ、質的面での価値向上は青天井です。

高価格でも気持ちよく消費できるだけのサービスの差別化をすることで観光需要を経済振興につなげてもらいたいものです。

特に「夜の街」でのナイトライフ消費であれば、訪日外国人観光客には気持ちよくお金を落としていって貰いたいですね。

もちろん、我々「夜の街」の支援者・専門家側とて同じです。

高付加価値サービスによる経済振興を謳いながら、自分自身はB級グルメやセンベロ専門では説得力がありませんよね(苦笑)

たしかに、名作『孤独のグルメ』が確立した一人語りの個店探訪ものはコンテンツとして魅力あります。

参考【コンビニ休憩所のお一人様ニーズの本質とは】

ただ、ナイトタイムエコノミーの「夜遊び」経済と言われて、ひたすら赤提灯巡りだけでは何か寂しいじゃないですか。

出所:吉田類「酒場放浪記」

風営法が想定している世界観での夜遊び消費としては、やはりモテ、ワル要素がなきゃ嘘でしょってのが私の本音です。

「スマホを捨て、街に出よ!」今年の夏はこうありたいものですね。

 

 

真夏の夜の夢2022

 

「夜の街」の経済振興、「ナイトタイムエコノミー」を象徴したナイトクラブ老舗の閉店が続いたのが今年2022年前半です。

半グレによる殺人事件後、激化した旧風営法による時間外営業摘発、改正風営法の特定遊興飲食営業、そしてコロナ禍の時代を生き抜いてきた「夜の街」の伝説となる店が続々と幕を下ろしました。

でも、きっとここから、2022年からまた新しい歴史が始まるはずです。

コロナ禍を乗り越え、今年の夏こそ真夏の夜の夢を見たいものです。

やたべ行政書士事務所は風俗営業に携わる皆さんをいつでも応援しています!

それでは、また!

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