風営紳士録2.0

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風営法改正のロビー活動における代弁者とは

奇妙な首脳会談

 

こんにちは

東京都新宿区の風俗営業専門
やたべ行政書士事務所です

 

米中貿易戦争の本格化が懸念される中
こんなニュースを目にしました

COURRiERより

ヒップホップアーティストの
カニエ・ウェストとトランプ大統領が
固い握手をしています

 

トランプ大統領がランチ会談として
カニエをホワイトハウスに招いたそうです

 

でも、また何故でしょう?

カニエはトランプ支持者として有名ですが
彼の破天荒な言動から一歩間違えれば
トランプ大統領にとっても痛手となります

 

ただ、そうせざる得ない事情があったようです

その3日前には同じくミュージシャンの
テイラー・スウィフト
トランプ大統領の支持政党とは異なる
民主党候補者支持を宣言したからです

Wikipediaより

 

芸能と政治の関係

 

日本では芸能人やアーティストが
真正面から政治的な言動をすることに
あまり馴染みがありませんが
アメリカでは映画・音楽・TV関係者が
政治信条を明示することが珍しくありません

 

ロバート・デ・ニーロ

 

レディー・ガガ

 

以前から政治信条を表明していた人と違い
テイラー・スウィフトは政治に言及しないため
どちらかというとトランプ支持政党である
共和党支持者なのではないかと臆されていました

 

というのも元々はテイラー・スウィフト
カントリーミュージック出身の白人であり
保守層からの人気も高かったからです

 

現在ではカントリーに止まらず
世界的なポップシンガーとして活躍しており
来月の中間選挙への影響は間違いありません

Instagramより

I cannot vote for someone
who will not be willing to fight
for dignity for ALL Americans,
no matter their skin color,
gender or who they love.

肌の色、ジェンダー、
誰を愛するかといったことに関係なく、
すべてのアメリカ人の尊厳のために
戦ってくれない人には投票することはできません

 

1億人以上のフォロワーを有するSNSを通じて
インフルエンサーから反旗を翻されたことの
対抗策でカニエ・ウェストと会談という訳でした

 

ただ、この対抗策が効果があったかは微妙です
カニエとしてはテイラー・スウィフト相手だけに
鼻息荒くまくし立てていたようですが(苦笑)

 

 

代弁者を自称するもの

 

カニエ・ウェストが黒人であることを前提に
有色人種からも支持されている演出の一環で
今回の奇妙な首脳会談は開催されました

 

もっともカニエ・ウェストに限らず
有色人種、ジェンダー、被害者など
声を代弁するものを自称して名乗り上げる人は
胡散臭い人として見られることが多く
共感を得られない場合が少なくありません

 

昨年以降、活動に盛り上がりを見せた
MeToo運動もそうでした

 

セクハラ告発が話題となると
私も私もと雨後の筍のように出てきました

 

多くは被害に苦しんでいた方々ですが
中にはこのブームを利用して
売名目的でMeTOO告発するものもいました

 

この手の人たちはアンチを利用した炎上商法など
「悪名は無名に勝る」とばかりに何でもやります

 

ポピュリズム政治家にありがちですが
社会問題を告発する代弁者として名乗ることで
その他の問題でも発言力を高めようとします

 

ただ、このような人々の多くは
社会問題に直面している人々の代弁者ではなく
自分自身のためだけの代弁者でしかありません

共通することはただ一つ
「自分大好き人間」ということです

 

そして、この「自分大好き」志向は
政治のロビー活動でも往々にしてみられます

 

 

風営法のロビー活動

 

先日、解釈運用基準の一部が変わったこと
お伝えしました(参照

  • シュミレーションゴルフ
  • デジタルダーツ

これら二つが風営法の規制から外れました

 

でも、そもそも何故この二つなんでしょう?

この二つが規制対象機種ではないなら

  • ベースボールマシン
  • トスバッティング
  • サッカー
  • アーチェリー
  • ピッチング等

すべて外されたっておかしくありません

 

実は、かかる風営法改正の働きかけを行った
「ナイトタイムエコノミー議連」のメンバーに
シュミレーションゴルフやダーツで有名な
株式会社バグースが入っていたことが
決定的だったかな、と思っています

 

ちなみに「ナイトタイムエコノミー議連」
Zeebra氏をはじめクラブ音楽関係者が多く
社交飲食や麻雀業界関係者は皆無です

 

風営法改正のロビー活動とは言っても
自分の業界に有利な働きかけを優先するのは
ある意味当然のことでしょう

 

まさにロビー活動とは
自身の産業の利益を優先する活動なのです

 

2016年改正で「ダンス」が外れたのと同様に
2018年通達で「ゴルフ・ダーツ」が外れました

 

他方で「ナイトタイムエコノミー議連」
「風俗営業」という言葉自体を使いたがらず
性風俗はもちろん、社交飲食、麻雀などとは
距離を置く傾向にあります

 

いずれにせよ与党である自民党を母体にする
議員連盟である以上は特定の業界に偏らず
産業全体が最大公約数的に利益を受けるよう
取り組んで行ってもらいたいものです

 

日本でも統一地方選・参院選が控えています
風俗営業をしっかりと理解している政治家か
風営産業全体としての発展に取り組む団体かを
しっかり見極め、テイラー・スウィフトのように
はっきり意思を伝えていくべきでしょう

すべての風俗営業に関わる人々の尊厳のために
戦ってくれない人には投票することはできません

 

“The Star-Spangled Banner” Taylor Swift

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