風営紳士録2.0

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JKビジネスが隆盛を極めた平成の終わり

JKカルチャーの黎明期

 

こんにちは

東京都新宿区の風俗営業専門
やたべ行政書士事務所です

 

今週、平成の歌姫である
安室奈美恵さんが引退します

Wikipediaより

 

安室奈美恵さんといえば
音楽やダンス、ファッションだけでなく
彼女の生き様やライフスタイルまでもが
世代を超えて影響を与えた存在でした

 

  • 茶髪
  • ガングロ
  • ルーズソックス
  • パラパラ
  • 渋谷109…

 

若い世代には分からないかもしれませんが
アムラー・コギャルブームから
女子高生が流行やビジネス発信の中心に
なったの安室さんの活躍と同時期です

 

 

JKビジネス

 

JKなる言葉を目にする機会が増えました
一般生活でも市民権を得ている言葉ですが
元々はネットユーザーで使われていました

 

ちなみに派生隠語としては以下の通り

  • JS=女子小学生
  • JC=女子中学生
  • JK=女子高生
  • JD=女子大生

なかでもJKは平成の時代における
流行の発信世代として定着しました

 

ファッション、音楽だけでなく、
風俗営業ビジネスでもJKなる言葉は
一大トレンドを形成しました

 

  • JKリフレ
  • JKプロレス
  • JK作業所

どのようなサービスを提供するかはおいて
どうですか、このワードセンス!!

 

性風俗ビジネスの感性には
いつも感心させられます(笑)

 

JK+〇〇と組み合わせることで
両者の言葉のギャップが生み出す意外性から
ユーザーの興味関心をぐっと掴み
なおかつ笑いのセンスも感じます

 

 

JKビジネスの摘発

 

もっとも未成年者(18歳未満)による
性風俗サービスの提供は固く禁じられています

 

したがって上記のJK〇〇なるサービスを提供する
JKビジネスの事業者は

「18歳未満は使用していない」と主張するか
「性風俗サービスではない」と主張しています

 

ただ、昨年以降、
全国でJKビジネス関連の摘発が続いています

 

この夏も名古屋でのJKビジネスの経営者が
JKビジネス条例違反の疑いで逮捕されました
容疑者は別のJKビジネス店舗でも、
17歳の少女に男性客にマッサージさせる等で
愛知県の青少年保護育成条例違反となりました

 

JKビジネスをはじめとした
未成年者を使用した性風俗の摘発には
青少年保護育成条例違反が多かったのですが、
JKビジネス専門の防止条例が制定されました

 

東京都では通称JKビジネス条例と呼ばれ、
2017年7月1日より施行されています

 

これまでもJKビジネスは取締られていましたが
風営法や児童福祉法違反ではなく、
新しく制定された条例違反による摘発では
今後も取締り強化が予想されます

 

 

JKビジネス条例

 

JKビジネス条例の正確な名称は
特定異性接客営業等の規制に関する条例です

 

いかにも怪しげな名称ですが
風営法と比較して最大の特徴は
規制対象とする行為にあります

 

  • 女子高生が個室で添い寝する「リフレ」
  • 制服姿などを見せる「見学・撮影」
  • 会話する「コミュ」「カフェ」
  • 同伴する「散歩」

 

これらJKビジネスサービスを
「特定異性接客営業」と規定して
18歳未満の者の就労を禁止し
営業する場合は東京都公安委員会へ
届け出を求めています

 

やましい性サービスを提供しなくとも
何らかのJKビジネスを行っている事業者は
新しいJKビジネス条例にもとづき
全て把握されているということです

 

 

規制への挑戦

 

そもそも接客という行為を規制するなら
風営法をはじめとした各種法律によって
取締るだけでは足らないのでしょうか?

 

冒頭にも述べましたが
風俗営業を営む事業者は商魂たくましく
非常にアイデアに溢れた方が多くいます
JKビジネス事業者も例外ではありません

 

「18歳未満のJKがダメということは
 18歳のJKは許されるということだね」

「定時制高校に通う20歳以上の女子も
 高校生だからJKだよね」などなど

JKビジネスをはじめ風俗営業では
常に法律の隙間をつくアイデアが
生まれてきます

 

このようなJKビジネス事業者の商魂は
JKビジネス利用者のニーズに応えるため

 

JKビジネス関連の利用者には
なんらの性的サービスも求めず
ただじっと一緒に居るだけで良い
ただおしゃべりするだけで良い
そんなニーズも多くあるそうです

 

JKビジネスにおける
多様なニーズに応えるため
JKビジネス事業者に求められるのは
サービスを開発することよりも
JKすなわち、現役の女子高生を
確実に確保することでした

 

現役の女子高生が行うこと

これに価値が認められていたので
正直、実際のJKビジネスのサービスは
あとから何とでも理由をつけられました

 

冒頭で紹介したJKプロレスなどは
女子高生にプロレス技をかけてもらう
というオプション商品でしたが
これはJKビジネス界でのヒット商品とききます

 

どこまでが合法で、どこからが違法なのか
違法ギリギリのところでのビジネスアイデアが
どんどん生まれてくるのが風俗営業の世界です

 

JKビジネスもさまざまなサービスが
生まれていきました

 

今回のJKビジネスの事業者としては
「バーやキャバクラとは異なり
 酒類を出しての接待ではないので
 風俗営業許可を取る必要もなく
 18歳未満にサービス提供させても問題がなく
 性的サービスを行うわけではないので
 性風俗関連特殊営業の届出も必要ないはず」

このようなところでしょうか?

 

 

政策的な積極規制

 

JKビジネス事業者などの民間と
行政とによる規制とのかけひきでは
このような「営業の自由」と「公共の福祉」との
対立調整が働くことが往々にしてあります

 

ただしJKビジネスをはじめとした
青少年の健全育成に関わる領域は
行政による規制の力が強く働きます

 

国民・市民の代表である議会から
JKビジネスは厳しく取り締まるべきと要望され
行政として無下にするわけにはいかないのです

 

 

収益源となるサービスは何か

 

JKビジネス事業者が
「風俗営業ではありません」と言っても
事業としての実態つまり収益が発生している
キャッシュポイントを見極めて取締りに動きます

 

JKビジネスの収益はどうなっているのでしょう?
JKビジネスは平成10年代から繁華街で広がり
制服を着た女子高生にマッサージをしてもらう
JKリフレとして知られるようになりました

 

JKビジネスの起源は
秋葉原のメイド喫茶の派生でしょうが
個室で二人きりになることから
メイド喫茶とは異なるサービスとなり
のちのJKビジネスへとつながりました

 

キャバクラもそうですが
風俗営業では基本料金よりも
オプション料金が収益の柱になっています

 

 

キャバクラの場合

 

キャバクラではお客さんにつく
女性キャストのドリンク代や
祝い事のボトルオーダーなどが
店舗の売上収益を大きく左右します

 

ドリンクを上手く頼めるキャスト
延長に持ち込めるキャスト
ボトルをおろさせるキャストは
店舗の売上に貢献する優秀なキャストです

 

一般企業の優秀な営業と同じで
報酬面でも高く評価されます

 

 

キャバクラとJKビジネスの違い

 

ただ、JKビジネスにおいては
このビジネスモデルとは異なります

 

JKビジネスの店舗経営者は
入会金もしくは入場料として
基本料金を取りますが
その他のオプション料金などは
全て女子高生(サービス提供者)が受け取る
フルバック体制で行っていることが殆どです

 

したがってJKビジネスの場合
店舗側との独立性は強く
雇う雇われるといった感覚は薄く
個人事業主的な関係ともいえるかも知れません

 

またJKビジネスでは通常の性風俗営業以上に
どれだけ人気の女子高生を確保できるかが
ビジネスの明暗を分けることになると言われます

 

キャバクラは有名店であれば
店舗の看板で十分集客できます

 

JKビジネスの場合
あくまで所属する女子高生が
集客力の根源となっているということです

 

JKビジネスの裏オプション

 

もっとも女子高生としても
オプションで効率よく稼げ
なおかつ安全に(質の良いお客さんが集まる)
お店に集中する傾向にあるようですから
おのずとお店の看板も集客に影響するでしょう

 

お店は基本料金を受け取り個室に案内した後は
基本的に女子高生の稼ぎとするシステムを採用し
オプションメニューが多く考案されてきました

 

このような状況下であれば
「裏オプション」の名のもと
性的サービスが行われ
売春・買春現場の温床となることは
容易に想像できると思います

 

フルコミッションであるがゆえ
過激なサービスを提供する女子高生は
掲示板などでも情報が拡散されるため
お店にも予約が殺到します

 

当初JKビジネス事業者は
フルバックでの料金体系も理由に
女子高生が個室に入った後は
お客さんと勝手に取引していると
責任逃れしようとしていました

 

JKビジネス事業者に
店側は知らなかったという言い訳をさせないため
JKビジネスの届け出を義務化させて
実態把握や違法な業者の排除を目的として
今回のJKビジネス条例は制定されました

 

JKビジネスの本質は
お客さんの自分だけに特別サービスしてくれた
という差別化意識や承認欲求にありました

 

より過激なサービスを引き出させようと
ゲーム感覚で楽しんでいるうちに
感覚が麻痺するところに
JKビジネスの本質があります

 

いつ摘発を受けるか分からない状態で
稼ぐだけ稼いで逃げ切るというのは
必ずどこかでしっぺ返しに合います

 

どうせなら正々堂々と売り上げを伸ばせる
健全店経営でのアイデア勝負を期待したいですね!

 

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