風営紳士録2.0

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ジャニーズ報道に関して思うこと

半年遅れの報道

 

皆さん、こんにちは!

東京都新宿区の風俗営業専門やたべ行政書士事務所です。

本日14日(金)午後、ガーシーが国際手配されたことをNHKが報道していました。

NHKの報道によれば、「動画投稿サイトで著名人や実業家を繰り返し脅迫したり中傷したりした」とのこと。

もう別に驚くようなニュースではありませんね。

そんな公共放送のNHKが今週になって報道し始めたニュースがあります。

当初、NHKをはじめ大手放送局はジャニーズ性被害に関しては沈黙していました。

国際手配されたガーシーが半年前に動画投稿サイトで被害者本人を呼んで伝えていた内容です。

ガーシーの暴露や週刊文春報道なら黙殺できても、日本外国特派員協会で会見され、英国BBCが報道したことで流れが変わったのでしょうか。

 

 

昭和の時代の社会風潮

 

実は、ジャニー喜多川氏を巡る性被害の告発は昭和の昔から存在しました。

当時はSNSがなく、情報拡散されなかったことが社会問題視されなかった原因かも知れません。

ただ、それ以上に「男同士なんだからそこまで問題ないでしょ」という感覚が社会にあったように思います。

2017年に法改正されるまで、刑法177条の「強制性交罪」は「強姦罪」と定められ、文字通り、被害者が女性であることが前提でした。

ジャニー喜多川氏の常套句である「YOUは~」を用いることで、男色強制を茶化す社会風潮すらありました。

正直、これが米国ハリウッドのハーヴェイ・ワインスタインのように、被害者が若い女性だったら、昭和の時代にももっと騒がれていたのかも知れません。

弁護士ドットコムの問い合わせに対し、NHKは「ニュースや番組で何を伝えるかについては、自主的な編集判断に基づいて、その都度、総合的に判断しています」と回答したとのこと。

 

 

報道での個人的不快感

 

SNSでは、大手マスコミ報道の闇を糾弾する声を多く見かけましたが、皆さんはどう感じますか。

正直、私はNHKの報道姿勢を理解できなくもないというのが本音です。

もちろん、被害者が出る犯罪が許されるべきではありませんし、ジャニー喜多川氏を擁護するつもりは一切ありません。

はっきり言って、報道で使用されるコチラの画像を見るといつも不快になります。


ORICON MUSICより

なぜ不快かというと、このキャップです。

えーそこ!?と言われてしまいそうですね苦笑。

ジャニー喜多川氏が愛用しているキャップは米国レザーメーカーVanson社のもの。

アメカジファッションを愛する人にとってかけがえなのないブランドです。


金子賢さんのInstagramより

少年アイドルのを咥えるだの咥えさせただのと醜悪な内容と一緒に、Vansonのブランドロゴが映るのは個人的に許せないのです。

 

 

報道による影の被害者

 

私の個人的な思い入れはさておき、冷静に考えれば、これはジャニーズタレント全般に言えることです。

告発会見された被害者の話によれば、ほとんどのジャニーズタレントが被害を受けているとのこと。

過去も、現在も、ジャニーズタレントとして活躍したタレントを目にする度に、ジャニー喜多川氏がチラついてしまっては、せっかくの素晴らしいエンタテイメントが台無しになります。

もちろん、被害者の勇気ある告発はそれとして報道すべきですが、公に知られることを望まない他の被害者のことも考えると、NHKの「総合的判断」というのも一理あるのかなと感じます。

ジャニーズ性被害に関して沈黙していたマスコミですが、他のニュースでも大手が殆ど触れていないものがあります。

岸田総理が必勝しゃもじを贈ったウクライナのゼレンスキー大統領が、今週深い悲しみと激しい怒りを露わにしていました。

ロシア側と思われる傭兵によって、ウクライナ捕虜が生きたままナイフで斬首される動画が出回ったのです。


こうしたグロニュースは、日本の大手マスコミはもちろん触れませんし、自主規制すべきだと私も思います。

糾弾すべき許されない行為というのは、無数に存在しているのがこの世の中です。

その中で、どのようなニュースを世間の目に晒すべきか、マスコミだけでなく、我々にも良識と情報リテラシーが問われます。

人生なんてあっという間に終わります。

できることなら、闇ではなく、美しい花や新しい明日だけを見て生きたいものです。

 

やたべ行政書士事務所は風俗営業に携わる皆さんをいつでも応援しています!

それでは、また!

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