風営紳士録2.0

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風俗営業店へのガサ入れと陰謀論

ガーシーが訴えた陰謀論

 

皆さん、こんにちは!

東京都新宿区の風俗営業専門やたべ行政書士事務所です。

一週間、お疲れさまでした。

今週、話題を集めたのがガーシー議員の除名と国際手配です。

一夜にして国会議員から容疑者への転落。

以前からガーシーは巨大権力によって消される恐れがあると訴えていました。

実際に直ぐに逮捕状請求されたところを見ると、あながち嘘ではなかったのだなと感じます。

 

 

風営法違反摘発の陰謀

 

国家権力・警察による陰謀論。

前回投稿した記事で取り上げた新宿歌舞伎町での風営無許可店の摘発。

この事件を詳しく解説した記事に対しても、同じように陰謀論を疑うコメントがされていました。

警察として本当の目的は「業界の情報収集」だったのではないか?との記事です。

この記事に対し、「後半は憶測だらけで意味不明な陰謀論を打ち始めてる」との批判的コメントを見かけました。

法律専門家たる弁護士が、ガーシーのような陰謀論を広めていると感じたのでしょうか。

 

 

「夜の街」風俗営業の実際

 

実は、「夜の街」の象徴的な店舗に強制捜査が入るケースでは、別件目的があることが少なくありません。

最もありがちなのが脱税です。

税金というのは前年度の実績に対して課税されます。

2~3年程度で会社を潰して、新たな法人を設立して新店舗を手掛けている場合、課税逃れを目的にしていることもあります。

客入りが多く繁盛していると話題になると、翌年度にはまず国税に捕捉されます。

なお、風俗営業では税務調査より先に警察の風営摘発が行われることが多いように感じます。

国税以上にダイレクトに強制力を発動できるのが警察だからでしょう。

この段階になると行政警察活動ではなく、司法警察活動になっているので、活動目的も変わります。

また、こうしたこと以外にも、近隣にランドマーク的な名所が建設され、街の人流が増えるタイミングも狙われがちです。

六本木ヒルズ開業時も周辺店舗での風営摘発が続きました。

歌舞伎町でも近日オープンの大規模施設があります。

 

 

「人間の業」という陰謀

 

こうした実際の経験から、警察に別の目的があっても「意味不明な陰謀論」とは私は思いませんでしたが、皆さんはいかがでしょう。

「夜の街」風俗営業の実務を経験していれば、こうしたことはある程度は理解しているはずです。

批判の真意をより現実的に解釈をするなら、「憶測だらけで意味不明な陰謀論」を繰り広げる専門家と印象づけたくて、わざわざ引用リツイートまでしてコメントしたということになります。

ナイトタイムエコノミーと呼ばれる「夜の街」業界は狭い業界です。

自分がその業界の専門家として第一人者であり、自分以外の専門家がメディアに取り上げられるのは面白くないという妬み/僻みからでしょうか。

まあ、それこそ私の勝手な憶測ですが。

自己愛や自己顕示欲という「人間の業」こそが、陰謀論の本当の正体なのかも知れません。

やたべ行政書士事務所は風俗営業に携わる皆さんをいつでも応援しています!

それでは、また!

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