風営紳士録2.0

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藤田晋に学ぶ相手軸で動く風俗営業許可申請

皆さん、こんにちは!

東京都新宿区の風俗営業専門やたべ行政書士事務所です。

先日、人気YouTubeちゃんねるでの違法賭博のニュースを紹介しました。

参考【『令和の虎』違法賭博発覚で冬の時代到来か】

事務所Facebookページでご紹介しましたが、YouTubeのような目立つ世界だけでなく、実際の現場でもここのところ風俗営業関連の摘発が続いていました。

中でも、麻雀店に対する賭博場開帳等図利罪(刑法186条2項)は、YouTube『令和の虎』で話題となったポーカー賭博と同じく、健全な経済活動及び勤労に悪影響を及ぼすものとしての摘発になります。

こうしたマイナスイメージの結びつきが強い麻雀ですが、非常に知的なゲームとして各界トップの方々にも根強い人気があります。

有名なのはサイバーエージェント社長の藤田晋さんです。

藤田さんはインターネット広告やゲーム、メディア事業を手掛けるサイバーエージェントを一代で築き上げた日本を代表する起業家です。


出所:サイバーエージェントHPより

そんな藤田さんがこんなことをコメントされていました。

「自分のタイミングで勝負してはいけない」

会社経営の要諦ともなる学びを麻雀から得てきたと言い、現在もM.LEAGUEを主宰し、麻雀文化振興にも大きく貢献しています。

そんな藤田さんのコメントから、麻雀店だけに限らず、風俗営業許可店での許可申請や経営にも示唆を与えて頂いたように思いました。

Facebookでもご紹介しましたが、無届け営業での警察呼び出しでの駆け込み相談など、事情を聴いてみれば皆さんそれぞれに事情があるものです。

こうした駆け込み相談に共通するのが「自分のタイミングで動いている」ということです。

「もうオープン日が決まっていたから許可が下りる前に営業してしまった」
「工事が遅れて空家賃を補填する為にも前倒しせざる得なかった」
「友人の常連さんが長居してしまい、つい時間外営業してしまった」

なるほど客商売である以上、どうしたって無理しなきゃいけないときだってあるものですよね。

ただ、こうした事情は商売をされている事業者側の事情、いわゆる自分軸での発想です。

同じように警察はじめ、行政庁の許認可側だって彼らなりのタイミングがあります。

摘発などのリスク回避は当然として、営業許可の申請などで重要なのは「自分軸」ではなく「相手軸」で考えることです。

もちろん、私が行政書士として相談に応じるときは、「相手軸」である事業者の立場で考え、ゴールから逆算して取り組んでいます。

ただし、ひとたび営業許可申請や摘発回避などの局面に差し掛かかれば、徹底的に「行政庁側のタイミング」で動きます。

そうすることがもっとも確実に許可を勝ち取り、リスク回避につながることをこれまでの経験値として肌で感じているからです。

藤田さんの言葉を借りれば「自分のタイミングで勝負しない」ということです。

風俗営業許可申請から行政指導・処分のご相談まで、相手軸である行政庁のタイミングを知りたい事業者の方は是非ご相談下さい。

やたべ行政書士事務所は風俗営業に携わる皆さんをいつでも応援しています!

それでは、また!

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