風俗営業に激震!ライブハウスでコロナ感染
大阪京橋Arcで感染
皆さん、こんにちは!
東京都新宿区の風俗営業専門やたべ行政書士事務所です。
新型肺炎の流行により北海道では緊急事態宣言まで発令され、日本全国が委縮している状況ですが、風俗営業に携わる皆さまがどのような状況にあるかとても懸念しております。
そんな状況下で、私がもっとも懸念していた事態が発生しました。
大阪京橋ライブハウスArcでの2/15開催のライブ参加者3名の新型肺炎感染を確認
日経電子版より
2月15日、16日に、「大阪京橋ライブハウスArc」に参加された方は、症状の有無にかかわらず、ライブ関係者、お客さん含め、全員を検査の対象と致します。ライブの密閉性、感染者が複数発生等、特殊事情を考慮して判断しました。同ライブに参加された方はお近くの保健所の相談センターまでご連絡下さい。
— 吉村洋文(大阪府知事) (@hiroyoshimura) March 3, 2020
ついに風俗営業産業の店舗が感染経路となりました。
現在、感染スポットとなったArcのサイトは繋がりづらい状況になっています。
報道内容によると100名程度の集客でのライブ営業だったとのことですので、3名の同時感染ということからすると、特定遊興飲食店などで感染者が一人入店すると高確率で感染させることを証明してしまった形になります。
今週末も多くの風俗営業をはじめ飲食・娯楽サービス業の皆様は通常の営業を行わざる得ない状況にあると思います。
出来る範囲でこれ以上の感染が発生しないよう取り組んで頂きたいものと願います。
パンデミックの恐怖
さて、このニュースに限らず、今週は日本だけでなく世界中で感染が広がったことから一種のパニック状態に至りました。
社会事象を先取りすることで有名な株式市場では、NY市場、東京市場をはじめ世界の株式市場が暴落に見舞われました。
特に昨日2月28日の株価の落ち込み、恐怖指数としてはリーマンショック時にも匹敵するインパクトがあったそうです。
この歴史的暴落、世界恐慌への入り口となるブラックスワンが現れたとも思える日こそが、「東京オリンピック開催迄あと147日」となる2020年2月28日でした。
この日を境に感染源となった中国よりも、中国以外での感染者数が上回りはじめ、WHOも世界への危険性を示しました。
これを受け、日本政府も小中学校の休校、大規模イベントの中止・延期を積極的に要請しはじめました。
冗談ではなく、5か月後に迫った東京オリンピックの開催が危ぶまれているので、日本政府としてももうなりふり構わずに向こう2週間は封じ込めのためのあらゆる手を打つつもりでしょう。
ただ、体験価値を提供する風俗営業をはじめとした飲食・娯楽サービス産業にとっては、致命的な状況に追い込まれる可能性があります。
何より、大阪のような実際の感染ニュースが報道され始めると、一気に客足が遠のくことも予想されます。
コストコでトイレットペーパーを買い占める転売ヤーとは違い、本当に健康被害に関わることだというネガティブ情報は一気に拡散されるからです。
風俗営業産業に支援を
そこで私は声を大にして言いたい!
日本政府は、風俗営業をはじめ飲食・娯楽サービス産業への損失補償、経済支援を考えて頂きたい、と。
秋元被告のせいで、すっかりナイトタイムエコノミーも話題とされなくなりましたが、今回の外出自粛はナイトタイムエコノミーにとっては大打撃となっています。
ルールメイキングで盛り上がっていた識者らも、秋元被告の一件以降、ぱたりと発信・言及することが減ったように感じます。要するに秋元一派と変な色眼鏡で見られたくないのでしょうが、今こそ産業界の為に専門家が声を上げるときだと思います。
もっとも、日本政府としても新型肺炎に対する中小企業支援策として運転資金融資などは検討しています。
ただ、これらの公的融資の多くが風俗営業関連を対象外としています。
おおよそこれらの公的支援策は製造業などを念頭にしているのでサービス業自体があまり馴染まないのかもしれません。
すでに向こう1カ月間の公共工事の中止も決定しているので、今後の感染状況によってはより徹底した経済活動の規制を行ってくる可能性もありますので、たえず情報収集は行っておく必要があると思います。
ただ、実際に公的支援を受けるとなると、絶対に必要なものが「営業許可」であることは間違いありません。
モグリの事業者に税金を使うことは絶対にありません。
もし、そのような支援を受けたいと考えている方は必ずこのあたりの準備は行っておいてください。
80年代からの警告
今回のパニックの中、SNSではこのようなネタが話題となっていました。2020年7月24日開幕の東京オリンピック・パラリンピック2020大会まで147日となった2月28日の東京お台場での風景です。
漫画「AKIRA」(1982年)が予言した東京オリンピック147日前は本日です。
原作ではAKIRAが覚醒し東京が壊滅します。#AKIRA pic.twitter.com/a9U37s6myF— なお(mikuo) (@nao70_mikuo390) February 27, 2020
過去記事でもたびたび『AKIRA』には触れて参りましたが、このような現実世界を目の当たりにすると、あの作品が示唆に富んでいたことを改めて認識せざる得ません。
大友克洋原作の『AKIRA』は1982年から90年にかけて週刊ヤングマガジンで連載され、1988年には映画化も行われ、日本以上に海外で高い評価を得た80年代カルチャーの金字塔です。
今でこそ「クールジャパン」などと国策としてアニメ・漫画が評価しなおされていますが、そんな評価が微塵もなかった30年前の日本でこんな突き抜けた作品が製作されていたのです。
先のツイートは『AKIRA』へのオマージュとされていますが、オリンピックイヤーを迎えた日本、そして世界が直面する状況を踏まえると、30年以上前に『AKIRA』が予言した世界というのが近づいてきているようにも思います。
『AKIRA』では第3次世界大戦がテーマとなっていますが、新型ウイルスに限らず、宗教・民族紛争や経済各社など人類が直面する問題は全てが闘いの日々でもあります。
そして、奇しくも風営法が大幅改正され現行の基本型となったのも1984年で、『AKIRA』と同時代の80年代の文脈の中で創造されています。
だからこそ、風俗営業に携わる皆さまにも負けてもらいたくないのです。必ず試練は乗り越えられます。
『AKIRA』同様に風俗営業を通じて日本を覚醒させ、東京2020大会を迎えようではありませんか!
オリンピックまであと147日となった2020年の東京で、やたべ行政書士事務所はナイトタイムエコノミー振興に取り組んで参ります!
それでは、また!
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