風営紳士録2.0

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旧ツイッターX有料化で生き残る自称専門家

ネットが信じられない

 

皆さん、こんにちは!

東京都新宿区の風俗営業専門やたべ行政書士事務所です。

前回の投稿から1カ月経ちました。

東京はまだまだ残暑厳しいですが、この1カ月でさまざまな変化が起こっています。

まずは、こちらの方に訪れた変化。

前回の投稿で取り上げたセクハラ騒動のDJ SODAさん、また来日されていたのですね。

1カ月前は、セクハラ天国の日本は怖いと怯えていましたが、今回はラーメンでご機嫌なようです。

日本ヘイトになるより喜ばしい変化ですが、ちょっと複雑な思いをもってしまうのも正直なところ。

こうした日本の世論も感じ取ってか、DJ SODAさんはこんなことも呟いていました。

「インターネットを信じないことにした。」とインターネットで発信するのか!?なんて意地悪言っては可哀想ですね。

実は、DJ SODAさんのような不思議なやりとりをネットで目にしたので、冒頭で取り上げました。

 

 

デマだと言うのがデマ

 

19日、イーロン・マスクが旧ツイッターXを有料化する可能性との報道が流れました。

ブルーチェックが入るX Premiumでの有料サービスが開始されていますが、今後は利用者全員が課金対象となることが検討されているそうです。

旧ツイッター社買収時もそうですが、イーロン・マスクは言及してから実行に移すのが早いことで有名です。

旧ツイッターX利用者は、このニュースにかなり反応していました。

もちろん、私自身も識者のツイートを多用してブログ作成してきたので、今後は引用が出来なくなると辛いです。

その後、全ユーザーを対象に課金するのはデマ報道だとの指摘も入り、情報が錯綜・混乱していたようです。

こりゃDJ SODAさんでなくても「インターネットを信じない」と言いたくなりますね。

ちなみに、イーロン・マスクの発言ですが、「反ユダヤ思想」を拡散させるヘイトスピーチbotへの対策として言及されたようです。

こうした文脈での発言として冷静に考えれば、「全ユーザー」を対象とするものか、「一部の課金ユーザー」への付加サービスなのかは想像がつきますよね。

もちろん、「全ユーザー」課金化による経済的インパクトは別途検討する必要があるのでしょうが。

 

 

インプレッション乞食

 

実は今回このニュースを取り上げたのは、有料化ニュースに意外な反応があったからです。

現在、無課金のユーザーが有料化に反発することは当然予想される反応です。

ただ、私が観測した範囲では既に課金しているブルーチェックユーザーの中にこそ過剰に反応している方がいらっしゃいました。

「有料化はデマ」という報が流れると、第一報で流したメディアを「己の先入観と不勉強を恥じた方が良い」などと説教する方までいました。

どうやら、こうした「有料化はデマ」説を支持する方は、旧ツイッターXでの収益化プログラムに本気で期待していた方々のようです。

無課金ユーザーよりも、既に収益化プログラムの恩恵を受けている課金ユーザーはその恩恵が失われることを危惧しているのでしょう。

フォロワー数やインプレッション数などの多くが無課金ユーザーによって支えられている以上、これは当然の反応でしょう。

旧ツイッターXに限らず、SNSを課金してまで続けたいという方は、何らかの収益や仕事で活用している人だけではないでしょうか。

特にイーロン・マスク体制後の旧ツイッターXでの収益化は、如実にその傾向が見て取れます。

かつてネット廃人として揶揄されていたツイ廃が、イーロン・マスクの収益化政策によって水を得た魚のようになったのがこの1カ月です。

収益化を実現したイーロン・マスクを信奉し、敬愛なる「イーロン」とファーストネームで呼んでいる方もいます。

もちろん、口だけではなく、旧ツイッターX社のアルゴリズムに最適化できるよう情報発信の改善を積み重ねています。

今日もこれだけインプレッションを稼いだぞ(収益化につながるぞ)と。

情報受信者に理解しやすく有益な情報発信に取り組まれることは素晴らしいことだと思います。

ただ、目先の収益化に目を奪われ、度を越えたインプレッション追求になると最悪、インプレッション乞食と化してしまうのも事実。

インプレッションを稼ぐための釣り炎上ネタ投下やツイバトルなどが典型でしょう。

今回のような個人の発言に関する報道では、なおさら情報発信者の思慮深さが透けて見えます。

「事実」と「解釈」を混同する発信はその最たる例でしょうが、実は自分自身も誤った情報をもっともらしく発信していないか熟考することも大切です。

速報性が求められる旧ツイッターXですが、断定的に情報発信してしまうと、それが自らの足枷となってしまうものです。

プライドが高く、自らの過ちを認め、訂正できないと自負する人間であれば、なおさらでしょう。

滝沢ガレソを模して「取り上げません」などとすっとぼけて誤魔化そうとしても、喧嘩を売る相手を間違えるととことんまで追い詰められることになります。

 

 

消費増税を巡るバトル

 

高齢者に●ねと言っているのではなく、預金など生活余力がある人が現役世代を苦しめてまで少しでも沢山の年金を取得しようというのは、流石にあさまし過ぎませんか?と言っている。

「もらい得」と思っているかは別にして、「現役世代を苦しめたい」と思っている年金受給者なんて少数派だと思いますよ。

私、やたべもそろそろ年金受給が近づいてきたからこそ、こうした投稿はどうしても目につきます。

消費増税なども一考すべき政策なのは分かりますが、なぜ高齢者ヘイトをまき散らしながら問題提議するのかが分かりません。

こうした他人を不快にさせる発信をする一方、社内営業は大切だとかもっともらしい説教を垂れたところで共感されないのは当然だと思いますが。

ただ、いつもは舌鋒鋭くネット論者を論破していくところですが、今回ばかりは喧嘩を売った相手が強すぎたのでしょうか。

自分が攻撃的に「死ねとは言ってない」とか「浅ましい」などとヘイトをまき散らしているため、相応の返しを受けます。

税制や経済政策など私にはさっぱり分かりませんが、どちらが客観的かは分かります。

おそらく私だけでなく、歴戦の猛者フォロワー含め同じ印象ではないでしょうか。

勝ち目のないガチ相手からは秒でバックレる。

DJ SODAばりの豹変で何事もなかったように無関係ポストでTLを埋める。

旧ツイッターXが有料化されようが、何としても生き残る情報発信者の気概を感じました。

ご自身でゲスを自認されていますが、ゲスのなんたるかを垣間見ることが出来ました。

我ら士業専門家もSNSで情報発信する者が増えたからこそ、こうした厳しさから学びたいものです。

 

 

【追記】ツイ廃の気概

 

上記のやりとりがあった翌日もバトルは繰り広げられていたようです。

「秒でバックレ」などと煽ってしまったことで、ツイ廃専門家としての沽券にかかわったのだとしたら恐縮です。

ライブ観戦できませんでしたが、「現役世代のため」に日中仕事そっちのけで延々とバトルを重ねていた雄姿は、まさにツイ廃の真骨頂だなと感慨深くなりました。

なお、「ブロックする」と言いつつも、表示制限するだけに止め、勝ち戦は自らのTLで表示してフォロワーに誇示していくスタイルも学びになります。

もちろん、「己の先入観と不勉強を恥じる」ことになるので、旧ツイッターXの有料化報道を諫めたことの訂正など一切触れずにスルーするところまでがセットですよね。

冗談はさておき、今回の件で私も消費増税に関して改めて考える契機となりました。

また、旧ツイッターXには、税制や経済政策に関しては市井の識者が多く生息していることも知ることが出来ました。

なお、老婆心ながら一点だけお伝えしておきます。

利益余剰金に関しは、大企業は多くの場合、複数、もしくは不特定多数(上場してる場合)の株主が居るので、利益余剰の適正運用/もしくは配当圧力がかかるので、中小企業ほど内部に抱え込まない(抱え込めない)んですよ。

誤)利益余剰金
正)利益剰余金

財政・経済政策論の是非と異なり、こうした専門用語は正しい使い方をしないと発信内容自体の信頼も失いかねません。

風営法や刑事法の法律用語もそうですが、職業専門家として訓練を受けている者であればこうした専門用語は間違えません。

マルクス経済学などでは「余剰」がキーワードになるので勘違いしやすいですが、会社法や会計基準で示されるのは「利益剰余金」です。

もちろん、日常用語として「利益余剰金」と言っても通じますが、内部留保や配当性向を論ずる際に貸借対照表に表示されない「利益余剰金」と表現すると違和感を覚えます。

本来、打ち間違えや誤字・変換ミスなど些末なことであって、重箱の隅をつつくような真似をしたいのではありません。

専門家が政策論争をするときに「ふわっとした知識」で何でも知ってます風に語っていると経済政策アナリスト(笑)の某無職ネット芸人かと勘違いされてしまうからです。

「議論」を「論議」と言い換え表現するのと違って、こうした法定の専門用語の言い換え・誤用は注意された方が良いと思い付言しました。

今後もヘイトを抑えた上での各種政策提言を期待しております。

やたべ行政書士事務所は風俗営業に携わる皆さんをいつでも応援しています!

それでは、また!

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