投資の日に考えるギャンブル依存症対策
投資の日
こんにちは
東京都新宿区の風俗営業専門
やたべ行政書士事務所です
本日10月4日は投資の日だそうです
皆さんは投資はされていますか?
風俗営業をはじめ
飲食・娯楽サービス業の方々は
時代や流行に敏感なこともあり
投資を行っている方も少なくありません
日経平均が四半世紀ぶりの高値圏にある
現在の日本株市場ですが
個人的に気になる銘柄がありました
ユニバーサルエンターテインメント
(証券コード:6425)
パチンコ・パチスロなどの遊技機器メーカーで
カジノ向けのマシン開発も行っています
現在、日本でのカジノ・IR関連銘柄として
必ず取り上げられる企業でもあり
既に海外でのカジノリゾート開発も行っています
ユニバーサルエンターテインメント創業者の
岡田和生氏の総資産は3200億円であり
日本最大の資産家であると言われています
ただ、この岡田氏、昨年の株主総会で
大塚家具と同じようなお家騒動から
実の息子から追放される形で
代表取締役会長の座を電撃解任されています
家族間での法廷闘争など泥沼化したこともあり
ユニバーサルエンターテインメントの株価も
その後、冴えない展開になっていきました
せっかく日本でのIR実施法が成立し
日本のパチンコ王がカジノ王として
経営手腕を発揮することが期待されましたが
お家騒動で好機を逃してしまいました
ただ、実は夏以降に株価がさえない理由は
他にもあったようです・・・
ギャンブル性の本質
まずはこちらの動画をご覧ください
プライムニュースより
今年2018年7月23日に放映された番組です
- パチンコ等はギャンブル性があること
- ギャンブル依存症にこれまで無策だったこと
- ギャンブル依存症に今後は対応策をとること
- パチンコをギャンブル性のないものにすること
このような事を菅官房長官が明言しています
ここで「ギャンブル性のないもの」とは何か
関係者間で憶測が広がりましたが
「景品交換所への規制」と報道がなされ
先日ヤフーニュースでも紹介されました
「ギャンブル等依存症対策基本法」の枠組みで
行政の判断による景品交換所や場外馬券場の改廃
これらの聖域にメスを入れていくようです
実効性ある対応策とは
「ギャンブル性」は射幸心の刺激として
説明がなされることが多くありますが
菅官房長官は「確率変動」による刺激など
専門的な部分での是非には入りこまず
手っ取り早く換金性を封ずることで
依存症対策を講ずることを考えているようです
遊技機器としての楽しさが病みつきになるのは
「機器自体の楽しさ」に本質があるのではなく
「換金できること」に本質があるということです
現在、たばこの受動喫煙による健康被害も
ギャンブル依存症同様に議論されています
健康被害への科学的根拠云々とやっていますが
たばこのニコチン自体を規制するのと同じです
ニコチンが入っていなければ
たばこへの依存性が発症しないので
そもそもたばこを購入しようと思わなくなる
ただ、実際にそのような規制がなされないのは
たばこ産業からの圧力以上に
たばこ税の税収が見込めなくなるからです
パチンコの換金に関しては
そのような税収面での懸念材料はありません
どんなに楽しい台であっても
そもそも換金が出来なければ
身銭を切ってやる人は減る
結果「ギャンブル性」がなくなる
こういう理屈でしょうか
マーケットが伝える事
皆さんは菅官房長官の
この理屈をどう思いますか?
いろいろな意見があると思いますが
株式市場は直ぐに反応しました
ユニバーサルエンターテインメントだけでなく
パチンコ産業全体が暴落しました
本日は10月4日(投資の日)ですので
あえて投資格言を引き合いにすると
「マーケット(市場)は事実のみを伝え
ゆえにマーケットは常に正しい」と言います
そうなると、やはり菅官房長官の対応策は
実効性に富んだものだと言えるかも知れませんね
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